貯金はある程度あるが、定期的な収入がない今の俺の現実。
でも、生活は疲弊していってる。
安定した収入の力というものを痛感している。
金を買い物や光熱費を払うことで消費する度に貯金は減っていく。
RPGだと、HP(正確には最大HPか)をじわじわ削られている、まさに毒状態。
リアルだと金は消費せざる負えないので、毒を治す毒消し草や万能薬、ポイゾナ、エスナ、キアリーなんてもんはない。
収入は言わば、ケアルにホイミ。言わずもがなHPを回復する手段で、失ったHPを補充する。
そう思うとリアルは怖い。RPGで治せない毒の状態で冒険を進めていかざる負えないとしたら、常に落ち着かず、ゲームを楽しむどころじゃないだろう。
稀にそこを楽しむ縛りマゾプレイ好きの奇特な人間もリアルでいるんだろうが。
金をHPに例えてみたが、ゲームにもギルやらゴールドはある。でもこれはリアルの金とは違って、金が完全に尽きても、モンスターを倒せば気軽に手に入れることができるし、失うことに対して危機感が薄めに薄めたカルピス並に軽いから、リアルの金とは性質が違う。
リアルでは金は命と直結するし、金がないと死ぬ。ゲームはHPがなくなったら死ぬ。ゲームは、ザオラルや教会で復活できるけど、リアルでは返事がない、ただの屍と化す。
そんな辛い人生でも、普通の人には友達やら家族やら、恋人やらがいる。
ドラクエ3で言うと4人でバラモスを倒しにいく普通のプレイ。
だが、俺はぼっちでバラモスを倒しに行くソロプレイ。
ゲームでは、経験値が4倍手に入るが、リアルの俺は4分の1も経験値が少ないだろう。
また、バラモスを1人で倒すとアリアハンの王様からバスタードソードがもらえるけど(SFC版ね)、リアルでは何も貰えないし、そもそもバラモスも倒せない。バラモスが一体リアルの何なのかはわからんけど。
ようやく気がついた。一時的な大金より、少額でも安定して毎月供給される金の方が精神的に良いと。ケアルガよりもリジェネの方が楽になれるのだ。
億レベルになってくるとまた話は違ってくるんだろうが。資産運用だけで生活できるだろうし。
その点、親から相続した不動産収入で生きている奴とか、ヒット曲や作品を生み出した印税がっぽがっぽのアーティスト、それに、安倍政権になる前の1ドル70円代後半の時に大量にドルを買って、働かなくてもスワップで生きている奴らとかは、もうFF9のいつでもリジェネ状態だ。
それで月100以上入ってくる奴らなんても気力パラメータがMAXの50の時のリジェネ状態だ。金が減っても減っても、ばんばん回復する。それが理想系なんだよなぁ。
FF8の初めてチョコボの森に行くときに所持金1000ギル以下で話かけると、1億ギルくらいもらえる現実の宝くじ1等当選みたいな現象は現実に起こることもなく、依然としてハードモードソロプレイの日々は続くだろう。
一生抜け出せる気がしないんだよな。金持ち父さんのいうラットレースから。