クソマミレンの愚痴

30超え職歴なし長期引きこもり明けのダメ人間がクソ記事を量産

道がわかっているのにあえて警官に道を尋ねる固着系

先日、自宅から10kmくらい離れた、遠くの街まで散歩をした。

 

無計画に歩き続けていたため、時間がおもったより経っていて近辺は暗くなり、電車で帰ることにする。小雨もパラパラと降っていた。

 

俺は普段GPSをお守りに歩いている。

しかし、GPSに頼らず適当にぶらぶら歩くこともある。GPSというシガラミから逃れたいこともたまにはある。こんな固着系ダメ人間でも環境の変化を求めることはある。

 

そういう時に迷ってしまうこともある。神宮球場周辺なんて道なりに歩いている内にでられなくなることもままある。

 

そんな迷ってさまよい歩いている時に、派出所の前に突っ立っている巡査の目の前を何度か通ることになる。

 

職質歴ある俺、何回も通っていると流石に怪しまれるなと思って、GPSを起動して、位置を把握する。ルート検索で最短ルートを検索して、あとはもう駅に向かうだけという段階までくる。

 

しかし、俺はここで何か物足りなさを感じていた。

そのまま、駅に向かうことも可能だ。ただそれもつまらないなという気分になるときもある。

 

しかし、怪しい人フラグを立てた自覚はある。

警官の前を何度も通り過ぎるのは迷っているとはいえ、そんな人はあまりいないから、その警官の記憶に残ることは想像に難くない。

 

俺は思わぬ行動にでる。

 

その巡査に○○駅はどっちですか?と聞いたのだ。

聞く必要のないことを聞いたのだ。

以前の俺では絶対にやらない行動だ。

 

そうすると、小ぶりの雨の中、突っ立っていた巡査はわざわざこっちまでやってきてくれて、向かうべき方向を指指し、ここから2,300mまっすぐ行けばいいと教えてくれた。

去り際に礼を言うと、お気をつけてと引き締まった声で言葉をかけてくれた。

 

年は明らかに俺よりも若く、背筋がピンと伸びていて、滑舌良く、明瞭なやや低い声。

思わぬところで、自分の劣等感を感じることとなった。

 

俺はなよなよしていてふにゃふにゃな喋り方。(人と話す時にキョドり気味になってしまう)

人間育つ環境が違うとここまで違うのかと無駄にげんなりする結果となった。

一方で嬉しくもあった。

引きこもり明けにとって貴重な他人と会話する機会だったからだ。