俺はとにかく何事も飽きやすい。
例えば読書。
読書をする時でも文章に目を通していくという単純作業の繰り返しに飽きてくる。そして、斜め読みをするようになる。昔速読法をやっていて、なんとなく理解できたようなきになっているが、全然理解が追いついていない。それなのにタスクを終了したことにする。
勉強の場合は確認作業をするのが大の苦手だから、結局のところ理解は曖昧模糊な状態となる。
面倒な性格だと勉強ができないのである。なぜなら、教科書を読んでいるうちに飽きて、斜め読みをしだしてしまうからである。
というか、そもそも勉強自体しないのである。
コレを繰り返しているから、全く地に足がついた知識が得られない。
まさに欠陥住宅。ちょっと揺れただけでガシャン。
一体いつまでこんなことを続けるのか。
このクセは未だに治らない。インターネット上の情報も適当に見て、適当にスクロールしてはい、終わり。
あと録画した番組も倍速でみる。早送りで見ると理解度が明らかに追いついていないことが自分でもわかるが、もう止まることが面倒なのだ。止まって考えて咀嚼する。もうさっさと先に進みたいのだ。理解がグラグラの状態でも。もう空中分解しながら飛んでる飛行機のようだ。
止まってるのが苦痛なのだ。何なんだろうなあの感覚は。
しかし一旦止まってしまうと今度は再度動き出すのにものすごい労力がいる。腰が重すぎるのだ。
そして、飽きて結局やらない。こんなことを繰り返している。
でも最近学習してきた。なぜなら時間がたっぷりあるからだ。自分で無意味に散歩してみたわかったことがある。
それは時間が有り余るほどあるということだ。都内を10時間散歩する。これは時間の無駄以外の何者でもない。一人で歩いているものだからなおさらだ。
だから別に急いで情報を短時間で大量に理解無しで仕入れることはないんじゃないかと思うようになった。
それもこれも、もとを辿れば速読法を変にかじったせいだ
アレさえなければこんなことにはならんかった。
本当に余計なものを知ってしまったせいで、大量の時間、受験の成功、普通に勉強することの大事さを失ってしまった。
時間を返してくれ。