この夏、
俺はついに踏破した。
それは、小中高大の母校を徒歩で再訪するという企画だ。
誰にも知られることのないひとり企画だったが、ブログを始めたんでその話でもするか。
母校を訪ねるといっても別にお世話になりましたとか言いに行くんじゃない。
単なる素通りだ。
そんな胸はって母校に錦を飾るような人生じゃないし、
どちらかというとあわす顔がない。
いや~いままで一度も外で働いたことないんですよね~。
なんて恩師に報告しようものなら、失笑もいいとこである。
どの面下げて会いに行けばいいのだ。
さて、順番にいこうか。
小学校
俺の小学校は公立で家の近く。目と鼻の先。
地元なんで未だに母校の前をよく通る。
毎日踏破。
中学・高校
中学高校は私立の一貫校で家から15キロくらい離れているとこ。
男子校ならではの教師を交えての下ネタなども平気で飛び交っているような学校生活だった。
今年7月、15年ぶりくらいに行った日、たまたまオープンキャンパスをやっていた。
門のところに見たことがある先生がいたが、意外にも老けたなぁとは思わなかった。余り変わっていなかった印象だが、距離が遠かったのでまじまじと見ることができなかった。
校舎は何一つ変わってなかった。
一番距離が遠く割りとキツかった。
大学
大学は家から8キロくらい。近くに浪人時代に通っていた予備校もあった。
同世代と話したのはおにぎりを食べている時に、ここ○○の授業ですか?と聞かれて「いいえ」と答えたのみ。
正直大学時代にいい思い出は1つもない。
予備校は代ゼミとかじゃない、個人経営っぽいところで当時からして今すぐにでも潰れそうな感じだったが、いまも看板を掲げててむしろそのことにびっくりした。
実は、予備校時代は徒歩で帰っていた。
(切符代節約のため・個人経営なので定期は不可)
その当時3時間くらいかかった記憶があるが、今歩くと2時間ちょいくらいで行ける。
成長したのか、当時の歩くスピードが遅かったのかはわからない。
会社・バイト先
履歴書すら書いたことがないし、求人の応募の電話もしたことがない。
ちなみに、保育園は地元でよく通る、幼稚園は場所がわからない。
感想
渋谷、新宿、池袋を回って一日中散歩している日もあるので、達成感は全然ない。
むしろ、通過点くらいにしか感じられない距離。
しかし今はそんな一日無駄に散歩する余裕もなくなってきた。
愚痴
無駄に散歩する毎日。
完全に老後生活の前払いをしているようにしか思えない。
そうなると、老後にツケが回ってくることになる。
ああ、やっぱ深夜に交通整理したり、コンビニで働くお気の毒な老人になるんだ俺は。
お先真っ暗、頭真っ白。