俺は家だとどうも遊んでしまい、マルチタスクの弊害で作業効率の停滞、勉強効果もだだ下がりという忌々しい過去を払拭するために、外に繰り出した。
都内某所。
事前にネットで調べ、パソコンが使える図書館というところに行ってみたが、どうも思ったのと違った。
パソコンが使えるスペースがあるのかと思ったら、普通にそこらへんの席で座ってパソコンを叩いてるリーマンが結構いる。マウスも静音マウスじゃなくて普通のカチカチするやつを使っている奴がそこらにいる。結構気になる。五月蝿い。
こんな図書館があるんだな。
しかし、図書館というのはなんであんなに殺伐としてるんだろうな。
小さい音量でクラシックでも流せばいいものを。
と思う。(閉館の時には流れるが)
時折場違いなホームレスが周りを不快な目に変える。
目だけならいいが、鼻につく。
ホームレスとサラリーマンが空間をともにする。
なんともシュールで摩訶不思議な光景である。
幸い近くに来られたことはないが、無料で入場可能な公共施設だと思わぬ珍客が紛れ込むことを知る。低賃料の安アパートに所得レベルも人間レベルも低い連中が集まるのに似てる。
それで運営側も頭を悩ませているのかトイレに路上脱出ガイドみたいな冊子が数冊置いてあった。
暗にくんじゃねーって言ってるような気がしてならない。