都内を散歩している時に、最も億劫になるのが、復路である。
往路は好き勝手にどこまでも歩けばいいが、後始末とも言うべき家まで戻るために歩くというのがなんとも億劫になる。
嫌気が差したときや雨が本降りになった時、遠くの地で暗くなってしまった場合にはおとなしく電車で帰る。
その時に電車の凄さというものを実感する。
社畜の皆さんは電車というと満員電車が連想され、ネガティブなイメージを持つかもしれないが、ロング散歩無職にとって電車は最強移動手段なのである。
電車は普通に歩くと2時間かかる道程をたったの15分そこらで駆け抜ける。
しかも移動中に座って体力を回復することも可能。
まさに一石二鳥のスーパー乗り物だ。
なんというコスパ。
ワープしたような気がするくらいの速さ。
大げさに聞こえるかもしれないが、50000歩級のロング散歩をしているとこのような価値観が形成されてしまうのである。