俺は子供の頃によく頭をぶつけていた。
学校の屋上の柵に頭をぶつけたり、押し入れで頭をぶつけたり。
酷いときには内出血になって押すと嫌な痛み方をした。
ぶつけるだけならまだマシだが、
俺は実際に頭を割ったことが2回ある。
一度目は母親に投げ捨てられた時だ。
俺はガラス戸の近くでマンガを読みながら足をバタバタさせていた。
しかし、バタバタさせすぎて、ガラス戸をガシャんと盛大に割ってしまった。
そして母親がブチ切れて俺を抱えて床へと放り投げた。ぽ~んって。
すると床に頭をぶつけて、脳天から血がドバドバ出てきて白いTシャツの肩の部分を血で赤く染めた。
そして救急車で病院に直行。入院したかどうかは覚えていないが、針と糸でぬう治療をして、後日消毒のために何回か通った記憶がある。
二度目は一輪車に乗っていて電柱に頭をぶつけた時。
救急車で直行して、針と糸で縫う治療。
この時はドバドバじゃなくて、ちょろっとだった。
しかし、これらの時にどんだけの脳細胞が死滅したんだか。
一輪車は自業自得だが。でも母親に放り投げられたのはよく考えれば虐待だが、もしかしたら俺の記憶違いかもしれない。
しかしその時の記憶が脳細胞とともに死滅したのでよくわからない。
だが、確実に母親に放り投げられて頭をぶつけたというイメージは脳裏に残ってるんだよなぁ。
永遠の謎の一つ。