今日珍しいことをした。
スーパーのレジで肉をビニールに包んでくれた時に
「わざわざすいません」
と言った。
何を当たり前のことを思うが、そのスーパーはレジ袋は6円とるし、卵も別の袋に入れてくれない、セルフ要素の高いスーパーだった。
でもうっすいビニールは無料。
トイレットペーパーみたいなロール状のビニール袋を自分で切り取り、包む。これはまぁどこのスーパーでも同じかと思うが。
その店員さんはわざわざ肉を無料分のうっすいビニールに入れてくれた。
本来は客がセルフでやるところを、レジで包みいれてくれた。
「わざわざすいません」
言おうかどうか若干迷ったが、気分的に思ったことを口にした。
コミュ障の俺が自分でも驚くくらいナチュラルに流暢にその言葉は口から出ていった。
いつも俺は有り難いと思ったことでも、飲み込んでしまう。
言わなきゃ伝わらないのに。
機械的なおばさんの店員だったが、その言葉をキャッチしてくれた。
普段と違ったサービスを受けて嬉しいと思った時。
思ったことを口に出せばいいんじゃないか。
飲み込まずに。
別に悪口を言うわけじゃないから、角が立つことはないし、むしろ感謝されるメリットしかない。
以前ならそんなことをしたって、何の得もないと思って切って捨てていたが、そのこだわり自体が無意味だし、自然体で振る舞えばいいんじゃねーか。
そんな気がしてきた。
今日はいろいろあって気分が変だから、普段と違う行動が取れただけかもしれないが。