渋谷の街を代々木公園へ向かって歩いている時に飲食店からリア充カップルが出てきた。
そして店員がお見送りをして、お辞儀をして「あっしった!」と言う。
ラーメン屋っぽい格好をしていたから、ラーメン店かな?看板みてない。
カップルは店員のほうなど目もくれず代々木公園方面へと繰り出していった。
その光景を見て、俺は見てはいけないものを見てしまった。
リア充カップルの容姿は中の中から上と行った感じで、その店員の容姿は下の中くらいだった。
若い店員で、大学生くらい。アデノイドで目は小さく鼻も低く、メガネをかけている痩せ型。
それはカップルの青春を謳歌している姿ではない。
そんなもんはそこらへんに掃いて捨てる程転がっている。
見てはいけないものというのは、彼の顔だ。
その彼のカップルを見送ったときの目が忘れられない。
睨んでいるというか、明らかに小馬鹿にしたような目で見ていた。
「ケッ・・・」って感じの軽佻浮薄な連中を蔑むようなの負の視線。
カップルが見ていないことをいいことに切歯扼腕していた。
考えていることが顔に出ていた。
実にわかりやすく。
おそらく、てめぇらが楽しいのは今のうちだけだからな。散々いちゃいちゃしやがって、お前らを接客している時苦痛でしょうがなかったぜ。でもくそ。羨ましい。悔しい。なんで俺はこうなんだ。なんでこうなってしまったんだ・・・・こんなことを考える自分が醜い。
これの10倍くらい醜い事を考えていただろう。
俺なら絶対に渋谷で若い連中ばっか集まる店でなんか働かない。
睨んでいた店員さんについても、なぜ自分から進んで罰ゲームを受けるw
と理解ができなかった。
どことなく秋葉事件の加藤死刑囚に似てたから、彼の二の舞いにならないことを祈るw