冨樫先生もレベルEの単行本のところで書いていたけれど、スケジュール立てられた添乗員が乗客を連れ回す観光スポットめぐりというのは好かん。
ベンチにでも座ってその土地で暮らしている人々の風景や、町並みを見るだけでいいのだ。
詰め込み式の急ぎ足の観光スポットめぐり。勉強合宿じゃないんだから。
それこそ、1日で制覇!観光スポット詰め合わせコースなんてもんに参加したら心がせわしないだけだ。
でもそういうツアーに参加する人が多い。
観光における機会損失を気にしすぎだと思う。
要するに彼らは費用対効果に目がくらみ、コスパを最大にしようと躍起になるあまり、大切なことを見落としている気がする。
あまりにステレオタイプで近眼視的に旅行や観光を捉えており、目的と手段が入れ替わっているように感じる。
結果、徒労と形ばかりの記念写真が残るだけ。
それにそんなツアーに参加する輩はグループを組んでいて、おひとりさまはいないだろう。
故に、一人で参加しても惨めさだけが残るのでいずれにしろ俺は参加することはないだろう。