いつもと川の様子が変だった。
しかも隅田川を含むありとあらゆる川がどぶのように濁っていた。
大元の上流で何かが起こっているのかもしれんが、どうなんだろうね。
ちと早くついたんで銀座ドンキで時間を潰す。
あと肉のハナマサに立ちよるが、錦糸町の安い店の倍くらいの値段だ。
コスパがいいと思ったのが、めちゃくちゃぶっといさつまいも150円と、おにぎり84円(ともに税別)くらいか。
果物とか野菜は手が出ない。
図書館で適当に勉強。高校の国語の時間に読んだ山月記を再読した。
文体が神がかっていると2CHのレスでみたがわからなくもない。小難しい文言を多様しているが、わかりにくくはない。独特のリズムが小気味よくすら感じられる。
自尊心と羞恥心から虎になってしまう人間の話で、今読むと心が締め付けられる。
日比谷公園ベンチで座っていると、隣のベンチに来客が。
人間じゃない。カラスだ。
その距離1mくらい。
なんともふてぶてしい。人間舐め腐っとるのか。
そのカラスはこちらをチラチラ見て、向こう側へと飛び去っていった。
そして、餌を見つけて、上空でボリボリ人間の食べ残しをぱくついていた。
内幸町⇢虎ノ門と来て六本木に至る。
いつもの道程。
ヒルズ。円柱のパネルのところがまた変わっていた。
下の方のパネルがハガレンの実写版になっていた。ビジュアルだけなら山田涼介は中々ハマっていると思う。山崎賢人がやってもしっくりこないだろう。
渋谷周辺での時刻3時30分過ぎ。
この頃になると、ちょうど学生の帰宅ラッシュとかち合う。
女子校の生徒と青学初等部のガキで道が封鎖される。男子中高生はなぜか皆無。女子中学生(高校生?)とちびっこだけ。
平日夕方だと学校帰りの学生がうじゃうじゃ。意外にも男子高校生の集団をよくみる日だった。スクランブル交差点で集団で自撮りする男の子もいた。
もしかしたら修学旅行生かもしれない。どこか街と乖離している感じがした。
女子高生はどちらかというと竹下通りに生息している印象。たまたま行った時に見かけないだけかもしれんが。
俺は学校が終わったら直帰する人間だった。
当時からして学校帰りに制服姿で放課後遊ぶような仲の友達なんぞいないし、俺の通っていた男子校の沿線に渋谷がない。新宿も池袋も。危険な誘惑を発する街がなかった。
こういう子たちを見ていると、都会の楽しみを享受しているように見える。
それを放棄していた俺は今思うともったいない事をしたかもなぁと述懐する。
なんぜ俺はひきこもってゲームばっかしていたんだろう・・・。
ポカリ片手に咽び泣く。
代々木公園にいつものルートでいつも通りに向かう。まるで巡礼の旅のように。
空がいい感じだった。
もうすぐ日が暮れる。
原宿
勢いで今日も竹下通りに吸い込まれていった。
入り口付近でバリケードのような観光客が邪魔だから。
コイツラが邪魔で向こう側に行くのが苦痛だから、竹下通りに入っちゃう。
本人の意図とは裏腹に竹下通りの水先案内人になっちゃってる。
と言ってもスマホばかり見ていたが。
周りを見る気がしない。若者が多くて疲れる。
あまりに進みが遅いので。
※「現在地」の地点に有名な黒人がいました。
前のおっさんを盾にスマホを見てうつむいていた。進行しつつも道中グーグルマップに目を落としていた。
そうこうしている内に出口。
平日は人がそんなでもない。
竹下通り内は混んでいるが、出ると閑散としている。土日だと出ても人だらけだけど。
その後、信濃町⇢電車⇢錦糸町。錦糸町アルカキットと安い店で買い物して帰宅。
朝:りんご
昼1:おにぎり
昼2:おにぎり
夕:ゴーヤチャンプル、ご飯、びびん麺、卵3こ、りんご、パイン