雨のハロウィン。
バカどもの乱痴気騒ぎ。
一度離れた渋谷を「何かある」気がして踵を返しまた渋谷に戻った。
いいことなのか。はたまた悪いことなのか。それはわからないが、
勘が働いたのだ。
残念ながらそれは悪い方だった。(でもブログのネタになる)
渋谷のスクランブル交差点辺りをぐるぐるしている時に、見ず知らずのDQNにバカにされた。
混雑がピークに達している現場で近くにいたDQNがオレに聞こえるような声で連れに「○○に似てるひとがいる」(といっても人が多すぎて連れは全然聞いていない様子だったが)とつぶやきだした。
○○に似ている人とはオレのことだ。
(○○は伏せておく。普段の行動を日記に書いちゃっているから読者の方々がその気になれば確実に特定される)
その○○は過去に幾度となく言われたことのある有名人だった。
最後に聞いたのは15年前くらいだったか。
むしろ懐かしささえ覚えた。
出川とか江頭とか日村のような感じだ。
しかも世界的に名が知れ渡っている分ワールドワイドw
少なくともオレは似てると言われて全然嬉しくない。
ビジュアル的にアレだからだ。
オレは表面上は薄ら笑みを浮かべていたが、身が総毛立つような感覚に陥った。
体は熱くなり、理性の抑制が緩み出すのをひしひしと感じていた。
その後も割りとしつこく、○○ににてる人がいる。○○ににてる人がいると、念仏のように唱え、今日ハロウィンだから、○○のコスプレしてるとか。
無視し続けていると、「もっとマシな格好をしろよ」みたいな完成度低いよ的なご指摘お声まで頂戴した。
そりゃそうだ、首から下は普通の格好だからな。
連れなしじゃひとりで挑発すらできないチキン野郎が。
結局オレはそいつのことは最後まで無視して終始薄ら笑みを浮かべていた。
オレは昔を思い出していた。
そういえば、学生時代もこういう「からかい野郎」は何時でもどこかしらにいたなぁと。顔見知りでもないのに、○○に似てるとかからかってくるバカ。
そういうやつを見るたびに自尊心を傷つけられたりもしたが、30を越えてくると、バカには勝手に言わせとけという余裕が多少は出てくる。
皆口では言わないけど、心の中ではそう思っているんだろうかとか、もうそう考え出すと地獄行きだ。以前はそう考えたこともあった。
けど、今のオレは孤独。社会とのしがらみは何もない。だから誰にどう思われようとも関係ない。勝手に思わせとけばいいさ。そう思っている。
それは嘘偽りのない事実だ。
そうは言ってもこねくり回す。
体は体温が上がったままで、オレは酒は飲まないが、酔っ払ったような感覚に近いものを感じた。
心内も顔つきも「もうどうでもいいや」的な身振り、表情をして周りの人間からすればおそらくは奇人が歩いていると感じただろう。しかし理性は失わない。いきなり駅のど真ん中で「あの糞ガキが!ぶっ○ろしてやったりゃよかった!畜生が!」とか怒鳴らない。
その後駅のベンチに座っていても腹わたは静かに煮えくり返っていた。
わざと傘をあてつけて威嚇してやればよかったとか、もしも口達者だったら、相手の弱点を徹底的に責めて口の暴力で目にものを見せてやるとか、実際にそいつを路肩に首根っこ押さえ込んで、謝罪するまでネチネチと恐怖でいたぶるとか。(実際にこうやって首を腕で抱え込んでなんか言っているドキュンじじいを見たことが在る)趣向を変えて、オレ昔から○○に似ているって言われてんだ。今回コスプレの衣装調達できなくてさぁ、いやぁ~完璧なものを見せられなくてごめんねぇ~みたいに下手に出てみるとか。
頭の中を様々な選択肢が駆け巡る。
これはいかんことだ。なぜなら、そのバカに思考を支配されている状態だからだ。
見ず知らずのバカのために貴重な時間を消費している。
また、以前は暴力的な選択肢はなりを潜めていたが、失うものがない孤独な無職は簡単にトリガーに指がかかってしまうから警察の厄介になる可能性が高くなるという危惧を心に抱く。
しかし、あとから反芻してあーだこーだ考えるのは全くの無意味だ。
その場で言い返さなければ意味がない。
ディベートと一緒だ。
しかし、これでよかったのかもしれない。一晩経てば忘れるだろうし、薄ら笑を終始浮かべ効いてない素振りをしていたので、DQNにとってはなしのつぶてで全くもって面白いものではなかっただったろうし(そういうバカは相手の反応を楽しむ)、後からちらっと横顔をのぞいたら苦虫を噛み潰したような顔をしていた。
しかし、ハロウィンなんて行くもんじゃない。
バカなコスプレをする若いバカ娘にたかるバカよいしょ大学生の図を見た。
そんな可愛くないので明らかに世辞。褒め言葉もテンプレを連呼するのみ。
それで照れるバカ女。あわよくばヤらせてくれんじゃないかという思惑に気付いてか気づいていないのか知らんが、いずれにしても、能天気もしくは阿婆擦れ。
逆の意味で総毛立ったわ。
ハロウィン渋谷。
いくもんじゃないよ。バカしかいないから。
でも一年後もまだ同じような生活をしていたら、懲りずに行くと思う。
というか、家帰ってその似ているって言われた有名人の顔ググって自分と見比べたら似すぎでワロタwというかパッと見たら瓜二つ。さらに「○○ そっくりさん」で画像検索してもオレより似ているそっくりさんはいないw
あんな口ぶりじゃなったら気分を害することもなかったのによぉ。
どうも街で人から見られてる感じがしたけど、こういうことだったのかもしれんw
というか、○○のコスプレをして街に繰り出したらあっという間に人気者になれそうな気すらしてきたw
なんか楽しくなってきたわw
ドキュンよ。お前の言うとおりだwwwwwwww