それにしても外の世界って無限に暇を潰せそうだ。
事実、ある意味俺は散歩をすることで暇を潰しているという面もある。
昨日は間口が広いショッピング施設に手当たり次第に入っていった。
吸い込まれるように入れるような掃除機みたいに口をパカって開けて入店の敷居が低い大型商業施設にあるスーパーで値段をチェックして、また別のスーパーに行って値段をチェックして、複数のスーパーの相場を比較しているだけでも大分時間を潰せる。スーパーに限らず、ホームセンター、家電量販店などでも同じことができる。
繁華街にはさらに選択肢が広がり、地下街なるものの存在も知った。そんなところを一日中徘徊しては街間を移動しているうちにいつの間にか日が暮れている。
逆に渋谷・原宿界隈のファッション関係の店は敬遠する。理由は俺自身の格好がイケてない上に客層とのミスマッチを起こすから。要はダサいおっさんだから。
渋谷、原宿にはそれこそアホみたいにこういう店があるけど、どこも若さと女がいないと迂闊に入れない対ダサ男ATフィールドが展開されている店ばかりに思える。
ひとりで行動してもこうなんだから、傍らに同性の友人、異性の恋人なんかいたら、仕事なんてやっている隙がないくらい遊ばなくてはならない。俺はぼっちだからそんな心配は無用だが、交際範囲が広くなればなるほど、世間の人達はどうやって人間関係の管理をしているのだろうか。
そんな中、仕事と遊びをバランス良く配合・両立している人々をリア充と人は呼ぶのかもしれない。