昨日、メルカリで溜まっていた在庫の一部を捨て値で出品したら、予想外にも入れ食いで落札された。お陰で、仕事をするはめになった。
こう一度に大量の仕事が襲い掛かってくると、相当精神的に辛くなる。それこそ壮大な出来事からは脳は逃げ出すという働きがあるように、早速投げ出したくなった。
とりあえず面倒な値下げは全部無視して、昨日は寝た。
朝起きて、シコシコ細かいものを壊れないように丁寧に地道に梱包していく。こういう作業をしていると、自分は何のために生きているんだろうという気になってくる。こんな作業にめちゃくちゃ時間を取られる。転売をしている時、全部嫌だったけど、この梱包はとりわけ嫌いだった。
やっぱりもうやりたくないこんな仕事。でも誰ともかかわらずに生活するには最も効率が良い仕事。才能があれば、株という手段もあるけど、個人的に株とかFXはリスクが高い。俺が転売を続けてしまった理由もそこが大きい。転売は仕入れに失敗すると痛いけど、自分が熟知した分野での転売となると、知識、経験がものをいって、間違えて仕入れて大損こいた！なんてことは殆ど無い。
薄利多売なのもリスクを減らすための方策。俺はドカンと損をすることが人一倍嫌いらしい。そして、こういう人間が一番株に手を出しちゃいけない人間のような気がする。なぜなら、損を嫌って、損切りが出来ずに結果塩漬けして資金を拘束されるという図が目に見えている。
そもそも、秋葉転売時代を終えて、ネット転売時代に突入して、秋葉時代の貯金を全てすり減らした元凶がこの損切りできないということだった。
でも、損切りは結局したんだけど、清水の舞台から飛び降りるくらいの覚悟が必要だった。親やら運送会社やらにじわじわ袋小路に追い詰められようやく決断したという体たらく。
そう考えると、俺にはこの商売しかないくらいに思えてくる。人と関わるのも嫌、リスクをとるのも嫌。人生嫌なことだらけだ。
転売時代の作業をしたけれど、ただ単に余り物をさばいただけ。全部から逃げ出したい。金のために働きたくない。何も考えずに散歩をしていたときは気楽だった。
みんなよく頑張っている。家族のためか。何かのためか。自分でない別の誰かのためになのか。そういう人じゃなく、俺みたいな自分しかいない人はどうすればいい。食っていくために金を稼ぐ。まぁみんなそうだけど、自分のためというのはなぜこうもやる気が起きないんだろう。
今日午前中働いてみて、やっぱり転売はやりたくないと思った。もう恥を覚悟で外でお子様に混じってバイトするしかないのか。今日郵便局で最も忙しい年末年始のバイトの募集をしていた。時給９６０円だった。たったの。
おそらく馬車馬のごとく働かされるであろう、なのに１０００円いかない。
こういうもんなのか世間は。
いつまでも無職でいたい。
いつまでも休み続けたい。
自分に生きる意味はありません。ポイズン。
