渋谷付近で必ず通る青山トンネル。
トンネルを抜けた先にあるとある女子大も自ずと必ず通ることになる。
この女子大は青山トンネルのわきっちょにあるため通らざる終えない。
時間帯により大勢いるときと全くいない時がある。
渋谷が目と鼻の先なので、渋谷にいるような若い女性と同じ種類の女子大生がごまんといる。つまり、「おそらく」かわいい娘が多いこと。おそらくというのは通り過ぎる時に視線を地面に落としてうつむき加減でやり過ごすから。
一度この辺でお姫様のような黒髪清楚で小顔でうつむき加減で歩いてくる女子大生を視野に入れてしまって、心にクリティカルダメージを食らったことがある。
ここを堂々と胸張って視線をまっすぐ通り抜けられる男がいるとしたら尊敬する。
しかし女子大の中に男性の講師とかやっぱり多少はいるんだろうなぁ。
どういう心境なのだろうか。
年配の男性は、俺が女子高生を子供と視るように、子供や孫と捉えることができるかもしれないが、20代くらいの男性職員、男性講師は女子大生は性癖関係なく恋愛対象に入るだろう。
俺からしたら罰ゲーム。
俺が講師の姿を妄想すると、聴衆がみんな若いファッション雑誌に出て来るような女たちで、俺にそういう女たちから大量の視線が注がれる。
コミュ障の俺が想像するのもなんだけどロボにならないと無理。
大学の講師と女子大生で思い出すのが大学在学中のエピソード。
俺の大学に一人、当時28歳くらいの男前の弁護士の大学講師がいた。
その人は今風のジャニーズ系のイケメンではないが、顔は中の上くらいの先生でオールバックでタイトなスーツでばっちり決めていて、かっこいい奴オーラを纏いトータルコーディネートだと上中下でいったら上に入る要するに弁護士資格を持っている上にかっこいい先生だった。
その先生を視る女子学生たちといったらなかった。
沸き立つ心を抑えきれずに目がニヤニヤして、ざわつく。
ちょっとかっこよくない?みたいな声がチラホラ聞こえてきた。
ところが、その先生が既婚者だとわかるとテンションだだ下がり。
俺はただただため息を漏らすしかなかった。
その後その先生が生徒たちとどう接したかはわからない。
大学をサボって全く行かなかったから。
高校の時に歴史の先生から仰天エピソードを聞いたことがある。
かっこいい歳いった大学教授に惚れた女子大生が、裸の自分を献上して教授がメロメロになってしまい、そのまま結婚したという。
実践女子大学の中でもこのような攻防が繰り広げられているのだろうか。
というか、中学、高校の時に女子校勤務の男性教師はどうなんだろう。
よく聞く話は、体育の授業が終わって次の授業の担当の男子教師の苦悩。
女子たちが全員着替え終わっているのに、「まだ着替え中で~す!」なんて言われたら入るに入れない。10分くらいなら余裕でボイコットできそうだが、都市伝説なのだろうか。
そういえば昔電車で中学卒業のときの思い出を話す女子高生の会話を聞いたことがある。
イケメンの先生にジャケットの腕のボタンをもらって、頭なでなでされて泣くほど嬉しかったとかそういう話をしていた。
イケメンって女絡みだとつくづくお得なんだなと思う一方、イケメンがイケメンを演じ続ける苦労やプレッシャーや生徒に魔が差してぱくっと食べちゃう衝動との戦いなどを想像すると演者系イケメンの場合はいらん気苦労が多いかもしれないと思うのであった。