ダイソー。
ダイソー(特に大型店舗)に通っていて毎回思うことは選択肢が多すぎるということだ。
同じ爪切りにしても7種類くらいある。爪切りに限らずありとあらゆるカテゴリーのものについて同じようなものがあってどれを選べばよいか迷う。
選択肢が多すぎるからだ。
行動経済学からすると、例えば三種類のものがあったとして、それを七種類に増やすとすると増やした分だけお客さんのニーズに対応できるから売上は上がると予想するんだけど、実際は三種類の方が売れ行きが良いということがあるらしい。
これは、選択肢が多すぎて迷った揚句、買わないでいいやとなってしまうという例だ。
ただし、ダイソーのうまいところは、価格が基本100円だから、別に迷った揚句に買ったものが失敗だった場合の精神的ダメージが100円分ということだ。
これが10000均のダイソーだったら、そういうわけにもいかない。
ただ年収1億とかの人だとダメージはないかもしれないが、そんな人は極僅か。
普通に稼ぎのある人から見て10000円は失敗できない!と身構え購入を見送るが、100円だと普通の収入の人からしたらノーダメージに近い。
迷った揚句に購入を見送るという行動をほとんどの消費者が取らない(むしろ100円だからバカスカいらんもんまで買ってしまう)からニーズに対応するためアホみたいに種類を増やしてもデメリットはないからダイソーはこういう商品の売り方をするんだろうか?
まぁ、利益が出ればなんでもいいんだろうけど。