クソマミレンの愚痴

30超え職歴なし長期引きこもり明けのダメ人間がクソ記事を量産

公園で出会った婆さんに小一時間拘束される無職

 昨日夕方4時半過ぎ

高田馬場あたりの公園の団地内。

黒い猫がうずくまっている。

近づくとにゃーにゃー言う。

近寄ると逃げた。

そこらへんのコンクリートブロックに座る。

すると出てきて近寄ってくると思ったらまた逃げてバイクのシートの中に入っていた。

 

そこでオーケーで買ったおにぎりを食ってると親子連れ。

子供がにゃーにゃーどこ?みたいな事言ってる。

さらに違う親子連れが通りがかりその子供もにゃーにゃーいる?みたいな事言ってる。

 

この猫の名前はにゃーにゃーかと思ったらクロというらしい。

 

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↑クロちゃん

 

なぜわかったかというと、その後俺をこのコンクリートブロックに小一時間縛り付ける大元となった人物が教えてくれたから。

 

そのまま猫の居場所を奪ってしまったというちっぽけな罪悪感を感じながらおにぎりを食っていると、いかにもおしゃべりそうな婆さんがやってきた。

 

その婆さんはこの公営住宅の住人らしい。

婆さんがこの土地に縁もゆかりのない俺に話しかけた。

そして座って話しはじめた。

普段の俺だとそこに至るまでにそそくさとその場を離れるが、無職で暇なのとブログのネタにでもしようという軽い気持ちから話を聞くことにした。

しかしその後1時間もこの場にいることになろうとはその時は思いもしなかった。

 

最初は猫と猫を取り巻く人間たちの話をしはじめた。

しかし、だんだん怪しい方向に話がシフトしていった。

 

朝鮮人が嫌いらしい。

全然頭に入ってこない皇族の話。

顔も見たことがない住人たちの話。

 

それを小一時間。

しかも薄着の俺は寒いが、他人とのフリートークなんかしたことがない俺は会話を切るタイミングも分からず相槌をうちまくる他なかった。(婆さんはポカポカの格好をしている)

 

しかし会話は難しい。

よく基本相手の話を聞いていればいいというけれど、相手が求めているタイミングで関心したフリをするのが難しい。(クソほど興味もない話の場合かもしれんが。ジェネレーションギャップありすぎ)

こちらがお~という相槌を打っても相手のノラなかったりすることのほうが多かった気がする。会心の一撃ならぬ会心の相槌は数回にも満たなかった気がする。

 

聞いている最中、ずっと「西村博之ならどう返すんだろう」とか考えていたが、全然ムリだった。はじめから終わりまで相槌うつマシンなのも逆におかしいので、時折相手の発言を復唱して!や?をつけたりするが、頭の中に浮かんだ疑問や純粋な感嘆はそれこそ数えるほどしかなかった。小一時間聞かされたのに。

 

その老人の話を聞いている時に妙にそこらへんを素通りする人が気になる。

そうするとただでさえ入ってこない話がますます入ってこなくなる。だから視野を狭くするよう努力した。

 

中曽根が竹下を殺したとか500億がどうのこーのとか福田も殺したとかヤバイ方向に進んでいったり美智子様マンセー美智子様をいじめた皇族は最後に全員ボケてそれ専用の病院というのがあるんですよーとかそんな話を聞かされる。

こういう話に対応するために図書館で政治や皇族の本見て勉強しようかなぁとちょっと思った。

 

その婆さん自身の身の上話は一切せずに近所の住人の話ばかり。

住人が通ったり、自転車を置いたりするとその人の情報をコソコソ俺にしゃべる。

よく見てるなぁと思うと同時にこの人ストーカーなんじゃないかと思った。

同時に俺の近所の人も俺についてこういうコメントをしているのかなぁとも思った。

が、どうせ話すこともないんでどうでもいいけど。

 

この婆さんもおそらく住人たちから煙たがられているだろうなということは直感的に感じた。そして、自分について語ることがないくらい近場に他人しかいないんだろうなと勝手に想像した。話し相手がいないから俺みたいなどうでもいい赤の他人を捕まえて長話をする。

俺もこのままだとこの人のようになるかもしれないな。

 

俺自身について聞かれることはなかった。(無職なんで助かったが)

ずっと仕事しないで昼間から飲んだくれている人に対して、あれはダメね。働かないといかんですよ。見たいなこと言われた時は少し耳が痛かった。

 

あと婆さんは「です調」ではるか年下の俺に敬語を使っていた。

俺はもうすぐ35になるが、結婚前の若者に見えたようだ。

そういえば結婚してすぐ子供生まれると大変なんで一定期間子供が産めなくなる処置をしてお金が溜まったらそれを解除して産めるようにする。産婦人科の先生は言えばやってくれるんですよーとか言っていた。

 

こんな虚実入り乱れる話ばかり。

何も得るものはなかった。