読み切った。
ついにカラマーゾフの兄弟読了。
エピローグまで含めて全て読んだ。
今日は7時間。30時間くらい費やしたことになる。
最後危なかった。
なぜなら、猛烈に泣きたくなったからだ。
なんか知らないけれど猛烈に泣きたくなった。
心の中にあるものを突如として全部吐き出したくなった。
膿を出し切るまで。
でも図書館にいたから残念ながらできなかった。
亀山訳のものを読んだのだが、まだ読んでいないところがある。
『ドストエフスキーの生涯』と『解題』
とくに後者は特に期待している。
二周目の推奨読み方まで書かれてある。
たしかに一周じゃとてもじゃないけど消化できない。
まだふわふわしている。
誰か忘れたけれど、このカラマーゾフの兄弟に取り憑かれて、十数回も読んで、諳んじれるような人もいたらしい。
まだまだ、しゃぶりつくせていないので、二周目もいったろか
と思ったけれど、借りられてた・・・。序文もう一度読みたいのに。
まさにRPGの楽しみ方そのもの。
一周目は通常プレイ。
2周目以降で変則プレイの楽しみがやってくる。
ある人は、サブイベントを全部こなしたりアイテムコンプリートをしてとことんしゃぶりつくして極めたり、またある人は、RTAで最速クリアを目指したり、低レベルで可能な限り進み、ボスは通常プレイでは到底考えつかないような方法で倒したり・・・という楽しみがRPGにはある。
それと同様にしてこのカラマーゾフについても、まだまだ探求すべきところは山程ある。時系列を完全に頭に入れた上で重畳的に読んだり、交差的に読んだり、登場自分物の頭の中を徹底的に突き詰めたり、まだまだしゃぶれそうなところは山程ある。
より分析的に読む2周目は長編の名作ならではの楽しみと言えるかもしれない。
(一度も試みたことないけど)