信じられん・・・
信じられん美人がいた。
十番煎じくらいのネタだが、書かずにはいられない。
今日の帰りの電車。
駅で盲導犬と女性が乗ってきた。
その後ろに信じられん美人がいた。
芸能人でいうと今村恵子が一番近い。
盲導犬のおかげで彼女の横顔⇢正面顔と拝めたが、
参った・・・。
俺はまず美人を見つけると、頭を高速回転させて弱点の絞り出しを試みるんだが、たまにこれがない完璧な美人がいると、
?????
になる。
この今村恵子似の美人も、最初、おっ、美人だな。くらいに思っていた。
しかし、
あれ?っとなる。
弱点が見つからないから????頭の中で混乱が起きるのだ。
一方でわかりやすい美人がいる。
そして、そのわかりやすい美人というのは、髪型と化粧がすこぶる派手で、一定以上のスタイルの持ち主である。
いつだったか、まじで9等身くらいの韓国のダンスアンドボーカルグループのメンバーにいそうな菜々緒みたいなスタイルの金髪ロングヘア女がその後自慢のボディーラインをひけらかすのに一役買うセクシーな格好で歩いていても、
これから出勤のキャバクラ嬢とか風俗嬢かなぁ???
くらいにしか思わなかったが、今回の美人は骨抜きにされてしまった。
スタイルは160cm前半くらいで、黒髪(FF8のリノアのように若干茶色が混じっている)ロングで若干ウェーブ。
一見して目を引くタイプじゃない。
圧倒的なスタイルの持ち主ではないから。
それでいて、あの顔を真っ白にして真っ赤な唇を塗りたくる系でもない。
一見、地味。
ただ、よく見ると、信じられない!という美人。
目は二重。二重にも色々あるが、なんというんだろう。
白人と日本人の中間の自然な二重という感じ。あまり見ないタイプの目。
横から見て眉間が低くない。(俺の中の美人弱点検索では眉間が低いでふるいにかけたりする)
鼻筋は通り、高すぎも低すぎもしない勾配。全体的に主張する感じはなく、尾翼も特徴がない。総じて美人の忘れ鼻、唇は分厚くも薄っぺらくもない。
エラ張りではない。顔は極端に小さいというわけではないが、違和感なく、小造り。アデノイド顔貌でもしゃくれでもない下顎、頬骨もエラも出ていない。
化粧はナチュラルメイク、本物の美人遺伝子継承者なんだろう。
まるで隙きがない。
ある意味芸能界にいても使い所に困るタイプだろう。
正直お高く止まっている感もそこはやはりと言わんばかりに醸し出していて、さぞかし同性の嫉妬の渦中に身を置いている。そんな気さえした。
正直歳は若くはない。
アラサーくらいだ。
でも顔の造形はそこらへんの若手の女優を軽くしのいでいるが、今の時代の若手芸能人とはタイプが違っていて、ちょっと古めの美人とも感じた。
日曜日の夕方の電車内で書類とにらめっこして、周りは歯牙にもかけないという感じだった。
左手の薬指は確認できなかったが、日曜夕方に1人で書類とにらめっこしている彼女のバックグラウンドにも興味を持った。
一方、盲導犬と女性。
この女性と盲導犬に対して後手を取ったことで全てが台無しとなった。
もしもノータイムで席を譲っていたら・・・と思わずにはいられない。
ゴールデンレトリバーのワンちゃんと女性は7人がけの前をウロウロしている。
誰もがあっけにとられている様子だった。
二人席を譲ろうとしたが、押しの強いおっさんが、強引に自分の座っていた席を譲る。
ここで大変驚いたことがあった。
女性が座ったあと、ワンちゃんはどうするのかとおもったら、座席の下のスペースにコンパクトに収まって、伏せをしている。頭は女性の靴と靴の間にすっぽり収まっている。様子を観ていると、じっとしていて、やがて目をつぶってた。
無論寝ているわけではないだろう。しばしの休息。人間と同じ様な事をしているんだろう。
そのワンちゃんもまぁ、クソほどかわいい。
何というおりこうさんなワンちゃん!
まぁ訓練済みで、盲人の方のパートナーとしての責任があるのだから当たり前っちゃ当たり前だが、あんなおりこうな犬は自分の眼で観たことがなかった。
というのは置いておいて、なぜ対応を誤ったかというと、その押しの強いおっさんは、こともあろうに俺(一番はじっこの席)の傍らに突っ立ってその美人がその無駄にでかい図体で完全に見えなくなってしまった。
ドアの反射で何とか見ようとするも、最初のうちは見えたが、すぐに見えなくなってしまった。
もしも、最初に席を譲っていれば、俺がそのおっさんの立ち位置に来ることになり、美人をドアミラー反射じゃなしに拝めたというわけだ。
そんなこんなで、
すごい美人がすぐそこにいる!!
↓
ワンちゃんかわいい・・・
を繰り返してぼーっとしていたら、超絶美人はどこかの駅で降りてしまった。
周りに男たちがいたのだが、目もくれずに自分の世界に没頭していた。
俺の傍らに突っ立っていたおっさん含め。
俺だけそわそわしていた。
地味だから気づかないのか。
確かにあからさまな美人オーラは彼女からは出ていなかった。
たまに、男の方位磁針を狂わすとんでもない美女がいるが、確かに彼女らは圧倒的な美人オーラを振りまいていた覚えがある。
いわゆるフェロモンというやつか。
ちなみに地味な上に特に色気は感じなかった。
俺の中のコマンドウィンドウの話すコマンドが点滅した。
迷った。話しかけるかどうか。
でもどう切り出せばいいのか分からず、萎縮して飲み込んだ。
こういう時に平生ナンパしなれていて経験値が溜まっていると、心持ちは違うのだろうか。
だがしかし、相手が美人だと気後れして一気に挙動不審になる自信がある。
電車という超難関ナンパエリアで、ナンパという雰囲気でもない書類とにらめっこしているそういう感じじゃない美人よ。
無理無理。
今日の美人は、とりわけ隙きがなかったため、話しかけたところで結果は目に見えていただろう。(一度もナンパしたことがないチキン野郎が上から目線なのは許せ)
しかし、取り敢えず負けてみるという逆転の発想はどうだ。
ナンパについては既に諦めたとこのブログでのたまった。
しかしながら、興味はあることは否定できない。
最近は風邪気味で性欲は鈍っているから、肉とおしゃべりするんじゃなくて人とおしゃべりできそうな気さえしている。
この女性にこっぴどくしてやられて(無視とか、なにこいつ・・・みたいな目に遭う)取り敢えず負けてみて、ようやくナンパ人生のスタートラインに立てる気がする。
アラっぽく精孔をこじ開けて念能力者になる感じで。
若くてナンパに興味があるけど、諸事情によりできないそこの君。
是非人柱になってみてくれ。
にしても、未だにジンジンしてる。
まじであんな人がいるんだな。
ましてや電車に乗るんだな。
どこか浮世離れしていた。
尋常じゃなく顔の整っている人って笑顔が似合わなさそうなのはなぜだろう。