1週間前の非日常的出来事。
異国の地の鉄道でどの電車に乗っていいかわからない二十歳くらいの韓国人女性二人組に「この電車は○○駅まで行きますか?」とグーグルの翻訳音声で聞かれてジェスチャーのみで○○駅まで同乗して案内した事件。
今振り返ると、
異常極まりない。
完全に言語障害。
相手が日本語がわからないというのを差し置いても、もっとやりようがあるだろと。
彼女たちの怪訝な顔が忘れられない。
顔に?が浮かび上がっていた。
こう空気を吸うようにスラスラしゃべれないものだろうか。
前に歯医者に長文で説明することになった際、つっかえながらも一応喋り通すことはできたが、めちゃくちゃ精神的に疲れた。額から冷や汗も出てた。
この時相手はいかにも聞き上手といった利発そうな女性だったため、コミュ障を汲んでくれたようで助けられた。
というか、日々の生活の中でスーパーの店員とか歯医者の歯科衛生士とかしかしゃべってない。
もちろん、一言二言。
それらは老若入り交じる女性。
男性と会話する機会って半引きこもりみたいな生活をしてると意外とないんだなぁと思った。
相手が女性だから緊張しているのか、性別問わずなのか自分がうまくしゃべることができない原因がわからない。
家族と住んでいた頃は不仲になる前は普通にしゃべれていたんだがなぁ。
不仲になり、一人暮らしになってからはざっくばらんに喋れる相手がいなくなった。
ブランクは3,4年くらいになるか。
自分の現在、これまでのちゃらんぽらんに対する後ろめたさが、自分を可能な限り隠して、その結果言葉をつまらせることにつながっている気がする。
もう開き直るしかない。
でもそれには今まで振り絞ったこともないような勇気が必要だ。
この言語障害を飛び越えるには、崖から飛び降りるしかない気がしてきた。