夢。
ついに昔に戻りたい。大学時まで戻りたいという思いが夢にまで発現。
俺は予備校に電話していた。
半ば冷やかしのような感じで。
個人経営みたいな予備校に電話して、俺の甘ったるい考えをトロトロ吐露。
相手も次第にイライラしてきたのか、聞いてらんねーみたいな雰囲気を醸しだしてくる。
口調が次第に変化。
相手の話す内容も嫌味混じりの諭す系に変化していき、防御態勢からじょじょに攻撃態勢に変わっていった。
俺(わかってくれ!)
相手(やれやれだぜ)
こんな感じで話が続いていく。
相手もちょこちょこ反撃してくるようになったので、俺もしゃべりながらだんだんイライラしてきた。
電話で話しているつもりが、いつの間にか俺の部屋の前まで電話相手が出張してきて、ドア一枚隔てたところで会話している。
ひたすら俺の歌を聞け!じゃないけど、俺の言い訳を聞いてくれとばかりに赤の他人にまくしたてる。
前に通っていた大学は学部を失敗した。
次の大学はやりたいこと、すきなことをやるために通う。
夢の中で話したことだから覚醒した今は殆ど忘れているが、そんな現実離れした理想を延々とガキのだっだっ子のようにわめき散らしていた。
金についてどうしていたのか?と突っ込まれると、
転売で稼いでいたんだ!
と言ったら、キモ!って言われショックだった。
俺は親のスネカジリではない!
そうわかってほしくて必死だった。
必死の弁解。
相手はのれんに腕押しという感じで話を信用すらしていない。
はいはい、嘘乙みたいな反応。
自分を取り繕うともがけばもがくほど、泥沼にハマっていく絶望を感じた。
そしてこれが世間からみた俺の評価なんだと思った。
そりゃそうか、履歴書的には大学卒業してから今の今まできれいすぎる空白だからね。
まさに驚きの白さ。
ますます働きたくなくなった。
借金から逃げてほったらかしにしていたらとんでもなく負債が膨らんで取り返しのないことになっている感覚に似ているかもしれない。
借金は自己破産があるけど、職歴の自己破産はない。自己破産はあるものをないものにする的なベクトルだけど、ない職歴をあることにする逆操作はない。それをやっちゃったら経歴詐称。ショーンケー。
これから学費も自分で払った(留年分だけだけど)!と言うところで夢から醒めた。
まだまだ言い足りなかった。
悪夢じゃないんだけど、悪夢を見たときのような覚醒め感。最悪。何気に特大級のコンプレックスかもしれない。
役所に提出する収入申告の書類を見てみると、勤務先欄が当たり前のようにくっついている。というか、民間含めありとあらゆる書類に当たり前だが職業欄がある。
職業は無職と書く。
見栄はりたいときは自営業とか個人事業主とか嘘を書く。
ただ、勤務先。そこに何も書けない歯がゆさ。
自分の異端っぷり、普通の人の人生からの外れっぷりを思い知らされる。
今年もとうに半分過ぎてるが、こと職歴に関してはなにも進んでいない。
ことじゃねーか。なんも進んどらん。
ただ動画や漫画見まくって、普通の人は友達や家族にぶちまけるような胸の内をこのブログで吐き出しているだけ。もう貯金がなくなるまでこんな感じで生きていく感じがする。