ゲームを処分するためにゴミ部屋からゲーム機を引っ張りだしてきた。
処分というか売却。メルカリに出すために。
最初は動作確認せずにジャンクとして出すつもりだったが、動作品認定されていたほうが高くうれんじゃんと思って、端子部分の清掃とかをはじめた。
(合理的な判断ではない。過去の遺物はさっさと処分するほうがいい。あぶく銭のためにかかる時間を新しいことを始めるための時間にしたほうが合理的)
無職だから、目先の金にくらんでるんだろう。
無職ゆえに、(わずかな)金>時間になる。
まずは、スーファミ。
アップスキャンコンバータかましてPCに接続。
絵が出ない。
音も出ない。
壊れたか?
しかし、黒画面に微妙にモワモワしているものが。
これは生きている。
そう直感。
接点復活剤で端子という端子部を磨く。
本体のカセットを挿入する部分の中を掃除したらわたあめみたいなホコリが出てきた。
再度、動作確認。
あっさりついた。
音もちゃんと出る。
任天堂恐るべし。
端子を接点復活剤で磨いたら全部一発でついた。
そして、そのまま昔プレイしたゲームを次々と始める。
まず、マリオカート。普通に動く。
俺はドンキーとクッパを使っていたが、なぜかマリオを選んでマリオサーキット1だけやる。
その次にスト2をやる。
難易度は3。たしかイージーにするとEDが見られなかった気がする。
最初の春麗にすら負ける。
選ぶキャラ選ぶキャラどんどん負けていく。
結局なぜかエドモンド本田で無双して、バルログまでノーコンティニューで進んでいく。
そして、サガット。いろんなキャラで挑むも1回は勝てるんだが、ついに倒すことができなかったんでやめる。
それからちょこちょこ確認していく作業をしていた。
気づいたら1時間以上経っている。
結局遊んでしまった。
次にソニーの初代プレステ。
あっさり動く。
ソニー恐るべし。
タイマーついてんじゃないのか。
PSのソフト、今から10年前のアキバに毎日のように通っていた時期にトレーダーで大量に処分されたPS1の裸のソフトを大量購入したものがタンスの肥やしになってることを思い出した。
見たところ、100枚くらいある。
これはすごい!
アークザラッドとか1,2,3全部揃ってる。
他にも俺が厨房のときに流行ったゲームがいっぱい。
まさに宝の山。
どんだけ遊べるんだ。
しかも未プレイ。子供のときに買いたくても買えなかったゲームソフトが100タイトル以上あるこのチート感。
しかしこれを始めたら年末まで延々と家でゲームしてる日々になりそうだ。
ああ、どうしよう。
過去の遺物を処分するつもりが、その過去の遺物によって俺の時間が処分されそうになっている。
ミイラ取りがミイラになった気分だ。