俺はノンケだが、女が嫌いである。
好きの裏返しなのも渋々認めるが、愛憎という言葉があるようにどうしようもなく拒絶したくなるし、拒絶されている。(というか相手にされてないだけだが)
女が男を好きになる瞬間がわからない。男が女を好きになるのは可愛いとかやりたいとかそんなところだろうけど、女が体を許す瞬間もわからない。自称モテ男が得意げに解説するサイトとか見てみたが、あまりに俺の中の女性像と解離しすぎていてリアリティーを感じることができなかった。
女は諦めようと何度も念仏のように唱えていたが、悲しいオスの習性により諦め切れず苦しんでいる。一方で女は嫌いというねっとりした感情も根強い物があり、これを引っ剥がすのにゾーマが王者の剣砕くのにかかった年月くらい掛かりそうだ。ってか一生剥がせんかもしれん。葛藤に次ぐ葛藤。この地獄から解放されたいまじで。
あともう一つは友達の件か。男友達だな俺の場合。一人で入るには敷居が高いアパレルの店とかにも入れそうだ。
まず若い男は嫌い。若い男にはいい思い出がない。未熟故のバカさで平然と赤の他人を攻撃してくる。ちん毛生えてから10年未満の男は願い下げ。
若者、おっさん、老人。いろいろな男を見てきたが、おっさんが一番マシなんだよな。
40すぎくらいのいい感じに枯れたリーマンとかが俺を攻撃してくることは皆無だから、臭くなくて、癖もなさそうなまともな人がいい。
そういう人ができたら、ホモホモしてみるのもいいかもしれない。勿論体の関係は論外だが。
面白いかもしれない。恋人ごっこ。
俺とおっさんが手を繋いだり、腕組んだりして街を幸せそうな顔して歩くのだ。
女と出来ないことをおっさんで代替する。
女嫌いだし、そうすることで何か新しい自分が発見できそうな気もする。
相手もノンケがいい。
ガチホモだったら、身の危険を感じる。
それを許すノンケのおっさんが存在するか不明だが。
妄想もここまできたか・・・