街歩いてるカップルを見てももう別世界の住人だと素で思っている。
想像ができないのだ。
普通の人と付き合っている自分が。
もうかゆくてかゆくて仕方なくて拒絶してしまうだろう。
普通じゃない人生を送ってきた人間は普通の人生を送ってきた人間とはわかりあえないと思う。
だから俺は俺と付き合いたい。
俺は俺のすべてを知っている。
これまでどういう人生を送ってきて、何に悩んで、何に傷つけられ、何に救われたかもすべてを知っている。
だから、「あ~あの時辛かったよなぁ」「でもお前よくいままで生きてこれたな!はっはっは」とざっくばらんに話せる。
俺は家族含めすべての他人を心の奥底では拒絶しているので、わかちあえる唯一の人間は俺。
だから普通にだれかと付き合ったり、友達になってコミュニケーションしたり、血すらつながっていない他人と結婚して子供生んで家族作って・・・みたいなことが平然とできる人がすごいと思う。
どうやったら心的負担もそこそこにそういうのを維持することができるのか不思議だ。
だからむしろ離婚は必然で、生涯離婚しない人達とか逆に気持ち悪く感じる。
お前ら一心同体っかってくらい。
たまに老人になっても手をつないで歩いている老夫婦がいる。
おそらく普通の人だったら好意的に捉えるだろう。
俺は否定的に捉える。
ほら、ここもし普通の人と付き合っていたら価値観が真逆だから喧嘩になって別れる、結婚してたら離婚だろう。
普通の人でもちょっとした価値観のズレはある。
生まれ育った環境も性格も遺伝子も違うから当たり前だ。
その中でうまいこと押したり引いたりして過程を維持することは恐怖でしかない。
そこに幸せはあるのか。
でもみんなそれでも幸せなのは、正と負が相殺してなお正が勝るからだろう。
でも俺は耐えられない。
と結婚できない男が申してみる。