男と女がセックスをする。
これはまさに天変地異である。
街を歩けば、用を足すトイレは男女で別れているし、公衆浴場も男女別々である。女湯に女に変装して入ろうものなら、逮捕されるし、絶対不可侵の領域・・・それが女湯である。
男と女はトイレと先頭では決して交わることのない二本の線だ。
交わってしまったら逮捕待ったなしである。
逮捕・・・男女のまつわる逮捕といえば性犯罪。
世の中には痴漢、レイプなどの性犯罪が世間を賑わす。
そして、性犯罪系のニュースはアクセス数がかなり多い。人間がそれだけ性に対するものに興味があるといういい証明である。
みんな性犯罪に興味津々なのだ。男なら誰しも、本能のままに性行為をしたいという欲求があるはずだ。子孫を残したいというDNAが否が応でもそうさせる。性欲から逃れることはできない。だから、リビドーを理性で抑えつけているたりとコントロールしている。
そのコントロールが壊れた瞬間、男は女を汚い手段で騙し、その欲望を解消する。
そして、後日訴えられて、逮捕される。
こういう視点から見てみると、やはりセックスと逮捕はかなり近い関係にあるのだ。
だから、性犯罪で逮捕されたやつは二言目には、合意の上だったと言い訳をする。
そう・・・合意のある無しが、逮捕かそうでないかを分けるのだ。
つまり主導権は女にある。
女が同意がないと言えばアウト
同意があればセーフ
女の口車で男は天秤にかけられるのだ。
前置きはこれくらいにするか。
要するに、こんなに危険極まりない可能性をはらんでいるセックスという行為。
そのニュースの影で、大量の人間が合意の上のセックスライフを楽しんでいるという事実が信じられないのだ。
当たり前だが、みんな人に隠れて、ホテルや自宅などの密室でこそこそセックスをする。でないと合意があってもそれはそれで公然わいせつという別罪で逮捕されるからだ。密室でない野外プレイも、逮捕されないように、こそこそやる。
だから結局のところ、見えていないのだ。街で歩いてるカップルの大多数はセックスをしているんだろうけど、証拠がある人(親子連れ)もいるが、セックスの現場を見ているわけではない。
目に見えないから、空気とかウィルスとかマイナスイオンみたいなもんなのだ。
存在していることはわかるが、目には見えない。何れにせよ、女と付き合ったことがあって、まぐわったことがない人間には、イメージができないのだ。
イメージできないことがそこら辺で起こっている奇跡。
それはもう天変地異とも言うべきなのだ。