今回の記事はカップル、ファミリーなどへの嫉妬要素なしでいく。
まず、ひきこもりが外にでると楽しい。(慣れれば)
昼間に外を出ているだけで、もうそれだけでまともに生きている気すらしてくる。
最近、図書館に缶詰になって、ワードプレスをいじったりしてブログを更新しながら、本を読んでみたりみたいなことをやっている。すると7時間くらい拘束されているような状態なわけだ。
一方、土日はヘタしたら10時間くらい歩く、それこそ無目的に。
と言うか土日に限らず5月くらいからカンカン照りの日以外は雨でもそのくらい歩く日もあるが、雨脚が強まったりしてやばくなったら電車で帰宅。
道中はイヤホンで音楽を聞く。一時期NHKの英会話のリスニングをしていたが、すぐに飽きた。なんのためと聞かれれば、無目的。行き先は一応繁華街を目指す。
なぜなら、面白いから。
逆に人通りが少ない道はつまらない。つまらないから、人が集まらないといったほうが正しいかもしれない。
これは全く時間の無駄だと多くの人は思うだろう。俺はもう30を超えていて、職歴なし。人生はすでに詰んでいる。このままだと間違いなく深夜の工事の交通整理のバイトをしているおじいさんになってしまう。そんなことを最近はよく考える。このムダに長いウォーキングは結局のところ現実逃避なのだろう。しかし、今まで引きこもっていたから外の世界が新鮮で楽しくてしょうがないのも事実だ。
ところで、冒頭の俺の7時間の使い道。
現在はこの2択。(ちょっと前までは歩く一択、4時間~12時間)
1。図書館にひきこもる
2.歩く
俺は2の歩くのほうが疲れない。
7時間図書館に詰めていると、実に疲れる。
周りの目があるから、疲れたら寝っ転がれないし、突然バカになることもできやしない。この殺伐とした空間でいきなり大声で叫びたくなる衝動にかられることもしばしば。絶対実行に移せないが。
その点、東京の街をぶらぶら歩いていると、それだけで気が紛れるし、すっげぇ~ビルや面白い形の建物なんかも多い。
東京の夜景はすごい。皇居の周りを歩いてきて、桜田門を抜けてそのあたりから日比谷方向を見渡すと、ビルが群れをなしてところ狭しと佇んでいる。
夜になると、おしゃれにライトアップされたような美しい景色にビルたちが変貌を遂げる。
(中では社畜が働いているんだろうけど)
日曜日以外は、まるでスーファミのシムシティーのオープニングデモ画面みたいでとてもきれい。
この間、夜もいよいよ深まってきた時間の皇居周辺を歩いた。夜の皇居は怖い。街灯の明かりが暗いので、皇居方向を水面がどす黒く見え、なんだか吸い込まれそうな感覚がする。桜田門も、真っ暗だ。遠くから門の方向をみると、門が開いてるのか閉まってるのか判別できないくらいに暗い。
車のヘッドライトの漏れた赤の光が桜田門の門扉に反射して、付着した返り血のように見えたりして、場所は違うが忠臣蔵的ななんというか時代劇感がそこに生まれて妙にゾクゾクした。
しかしながら、何とも言えないオゴソカな空気を感じているその瞬間にもひっきりなしに皇居ランナーが隣を横切っているので、その情緒は半減されるのであった・・・。