永遠の若大将。
俺は若大将のゆうゆう散歩を録画してずっと見ていた。
最初から見ていたわけではないが、ドリーマーに主題歌が変わる前(2013年くらい)から見続けていた。
番組終了後は高田純次のじゅん散歩が放送しているが、ゆうゆう散歩の録画設定のため、未だに若大将のゆうゆう散歩という録画タイトルが振られてしまっている。
番組発足当初は大名行列だとかお殿様の城下町散歩みたいだとか揶揄されていたが、おれはちい散歩を見たことがなかったために、特に気にならなかった。
比べる対象がなかったからだ。
あとからネットでちい散歩をちらっと見たが、地井さんは優しい感じがした。
若大将は少しドライに仕事と割り切ってるなといった印象を持った。
しかし、その後も惰性で平日全部録画して、後日まとめて見ていた。
それはじゅん散歩になってからも変わっていない。
いつからか番組は低視聴率になったのか途中で迷走し始める。
散歩番組なのに、木曜日は料理のコーナー、金曜日は他のゲストを招いて趣味を伺うコーナーなんかが途中でできた。
若大将だけだと数字が取れないから、苦肉の策だったのだろうか。
ゆうゆう散歩を見ていると加山雄三という男はマルチな才能を持つ男だということがわかる。
まずイケメンで慶応卒。
ゲーム(特にバイオ)好きで知られている若大将だが、絵もアホみたいにうまい。
若大将が描いたノイシュバンシュタイン城の絵が番組内で紹介されていたが、素人目にはプロが描いたようにしか見えなくて、ゴーストライターとか影武者がいるんじゃないかと疑うくらいうまかった。
あとは船も設計するし、ピアノ協奏曲も作曲するし、そもそも彼はシンガーソングライターであり、ギタリストでもある。
また、ゆうゆう散歩で外国人と出会った時も普通に英語でやりとりをしていた。
鉄道の知識も豊富で番組内でも時折披露していた。
というか博学でありとあらゆる分野の知識を持っていて、ぷらっと立ち寄った専門店でさらっとその分野の知識を披露してスタッフをびっくりさせるなんてことがよくあった。
なんでそんなことを知ってるんですか?って聞かれてたw
ゆうゆう散歩を見ていると、若大将のこれらの片鱗が見え隠れして、まさに完璧超人とはこういう人を指すのだろうなということがわかる。
じいさんになっても。
(80なのに、若々しくて、じいさんには見えないのがすごい)
どうやったらこんな人間になるのか。逆立ちしてもわからない。