なぜなら収入がないからだ。
収入がなくて買えないんじゃなくて、収入がない状況で精神が疲弊していっているから、ドラクエをやっても心の底から昔のように楽しめないだろう。という考えから買わない。ドラクエなんて娯楽に興じている場合じゃない気がして、手が出ない。
さらに発売日に買わないと、なんか機会損失をしてしまった!みたいな気がして、発売から1ヶ月後とかに買っても、あ~出遅れたなぁ~感とか取り残された感で腑に落ちない感情を抱きながらプレイするような気がする。
発売日に買って新鮮なうちに新作ゲームはやるもんだ。
俺はFF8を発売2ヶ月後に新品6,800円で買った時に悟った。(定価は7,800円)
新作をプレイしている気にいまいち浸れないのだ。
その頃にはもうとっくとのうにクリアした連中がいる。なんせ2ヶ月も経っているのだから。
別にネタバレとかは友達がいなかったんでされなかったが、1,000円多く払っても発売日に買うべきだと悟った。
特に今の時代は、2chでドラクエなんて検索しようものなら、
「ドラクエ3のラスボスはゾーマ」とか盛大に最新作のネタバレをされる。
それも発売日かその翌日くらいには。
そんなのをクリア前に見てしまったら、それを必死で忘れようとする。
しかし、忘れよう忘れようと思うほどそれに反比例して頭から離れなくなり、ドツボにハマる。
ショックすぎる記憶だから忘れるはずもない。これがいわゆるトラウマである。
だから発売日に速攻で手に入れて、手早くクリアしないと2CHのDQFF板に立ち入ることができないのだ。
ちなみに俺はFF9はFF8のときのような轍を踏まないために、コンビニで予約して発売日当日にセブンイレブンで予約特典のビビ人形とともにFF9を朝に取りに行った。
折しも、俺はその日が一学期の期末テストの答案返却日で、奇跡が起きていた。
苦手科目の数学でなぜか100点を取れたので気分もいいし、FF9をプレイするのに最高のスタートを切れた。
まだ2CHは知らなかったので、電撃プレイステーションのコミュニティーサイト、電撃オンラインの掲示板に入り浸ってネット掲示板の面白さを初めて知るのであった。
結局ゲームの時の経過による値下げっていうのは、スーパーの割引と同じなんだなと思った。
スーパーの割引は時間が経ったり日にちが経ったりして、鮮度が落ちたものは割引シールが貼られる。
それは鮮度が失われて価値が目減りしたからだ。
新作ゲームもそれと同じで時間が立てば経つほど基本的には価値が目減りするのだ。
基本的にはというのは、後からプレミア化して定価超えするような例外的なソフトがあるからだ。
PSの夕闇通り探検隊とか。(これしかパッと思いつかなかった)
昨今は雑誌離れの時代のためさほど影響を与えない要素だが、ゲーム雑誌の存在。
新作ゲームはゲーム雑誌と連動している。
ゲーム雑誌は新作の発売に合わせて作られているので、ゲームを買うのが遅いとゲーム雑誌に取り残されてしまう。
まぁゲーム雑誌は昔はよく買ったものだがここ15年くらいは買っていない。
ファミ通とかどうせ健在なんだろうなぁ。
電撃プレイステーションもまだあるのかなぁ。
リア友とかSNSの友達がいる人とかは、有名大作ゲームは間違いなく発売日に買ったほうがいいだろう。
昔のサラリーマンの野球ネタと一緒で話題に上んじゃなかろうか。特にドラクエの場合は国民的ゲームだから。
しかし、新作の出来がクソだと、速攻値崩れし、時間の問題でワゴン行きになり、発売日で新品で買うんじゃなかった~なんてこともあるから一筋縄じゃいかないのである。
しかも決して珍しいことじゃないから厄介だ。