俺は平日、休日、祝日問わずに散歩をしている。それこそ馬鹿みたいに。
すると日曜日は祝日はまぁ!カップルやら家族連れやらがそこら辺を闊歩している。
少子化、若者の恋愛離れ、そんなの嘘っぱちのように思えるくらい。そこには健全な日本があった。
・・・。何が健全な日本だ。馬鹿馬鹿しい。
てかなんで日曜日にボッチが全然いねーかわかったわ。
それは、そういうやつらは家に引きこもっているからだ。
ワザワザ、外に出てリア充の幸せそうな姿を強制的に見させられる日曜日。
実に不快である。
つーか、俺無職だから毎日が日曜日だから、リアル日曜日に繰り出すことはないけど、散歩はもう習慣化しているから体が勝手に外に出る。
家にいると息が詰まるし、退廃的な時間の過ごし方をするから極力家にいないようにしている。
日曜日に街を歩いていると俺の仲間が全然いない。
俺の仲間というのは不幸せそうにボッチで歩いているそこの君だ。
みんな群れてグループを形成している俺の敵ばかり。
誰しもがひとりで歩いていたら最高の世界だろう。
もうそれはみんな仲間に見えてくることだろう。
少しおかしい。
みんな一人なのに仲間を感じているのだ。
これがシンパシーというやつか。