今日は1人だけものすごい長身で控えめそうなやや派手目の化粧の美人を連れた男がいた。
羨ましかった。そんな女が横にいることが。
でも不思議とその女と付き合いたいとは思わない。
付き合い方を知らんし、疲れそうだから。
別にやりたいとも今は思わない。オナればいい話だし。
幸い今のセクシー女優の顔面偏差値上位は粒ぞろいだし。
何が羨ましいかというと、横にいるという点。
羨望の眼差しで見られる。
あんないい女が彼女なのか・・・羨ましい!
と思われたい。
ようするにアクセサリー。
その女はヴィトンのバックみてーなもん。
誰もが持つ自己顕示欲の亜種。
まぁ、一時の感情かもしれんが。
別にいい女が隣でなくても構わない。
おっさんでも、ガキでもいい。
結論としては、隣に誰かしら居て欲しいんだと思う。
もうそろそろいい加減に孤独に見られるのが嫌になってきた。
社会の爪弾き者の看板背負って歩いているようで実に精神にくる。
「君、いてくれるだけでいいから」
そんな都合のいい存在。
干渉しなくていい。
ただ、事務的に会話をしてくれるだけでいい。
人間の皮を被ったロボットでもアンドロイドでもいい。
そういえば、レンタル彼女みたいなサービスがあったけど、金払って見ず知らずのかわいい娘ちゃんと恋人気分を味わえる有料デート。
おさわりなしでただ会話するだけ。
それなら風俗行きゃあいいじゃん、虚しくならないんだろうか?
と思っていたけど、寂しいんだろうなきっと。
風俗では満たされない感情をレンタル彼女で満たそうとしているのかもしれない。
でも俺は無職でそんな虚構の疑似恋愛のために出す金などない。
それに別に恋人気分が味わいたいんじゃなくて、別に隣に誰か居てくれさえすりゃあいいので、男でも構わない。
おっさんでも、若い男、若い女、ババア、じいさんばあさん、ガキ。
タバカスはNG。
SNSとかで知り合う他ないのかなぁ。バイトという手もあるけど、働かなきゃいけないし、そもそもこの歳になると肩身がせまい。
俺はSNSの類は一切知らないし、やり方もしらない。
名前だけ知ってる。どういうシステムかすらも知らない。
ことSNS関して俺はさっぱり妖精である。
それにしてもマジで1人で歩くってキツイもんがある。
土日に痛感するが、仕事帰りのリーマン、OL行き交う表参道を歩いていると、自分の孤独が一層浮き上がって見えるので、気分が塞がっていく。