図書館で読む。
一回流し読み。
印象に残ったのが最初。
5分でいいからやれ。
超凡思考冒頭の小さな成功体験と同じようなことが書かれていた。
どうも2CHの俺が勉強法を教えてやるぜ!みたいなスレにも書いてあった、机に向かう「試行回数を増やす」というやつと、超凡思考の「小さな勝利の積み重ね」を組み合わせたような方法論がこの本で紹介されている5分の使い方。
5分先の自分をイメージし続ける。
5分毎に目標を再設定していくと、一日に100回以上もの小さな成功を稼ぐことができる。
5分だけでいい。
5分だけとりあえずやってみる。
人間の脳みそは例えば、一年の抱負で毎日必ず10km走るとか、半年で難関資格試験をパスするとか超人でもないと到底できもしない壮大な目標を目の前にすると、逃げたくなるようにできているらしい。
なぜなら変わらない状態こそが脳にとっていい状態で、大きな変化は脳に負担となり、やがて耐えきれなくなり、挫折してしまうという。
だから5分の小さな積み重ねでならし運転をし、「普通」のハードルをだんだん上げていき、徐々に脳を騙していったほうが長期的にうまくいくし、挫折しないという方法論。
どんな些細なことでもいい。とにかく小さい勝利を稼ぐこと。
それは自信の経験の回数を稼ぐことでもあり、成績が上がるとそれがモチベーションになり、また勉強するという好循環をもたらす。
これは超凡思考にも書かれていたことだ。
耳が痛い言葉の数々。俺は積み重ねなしで上に行こうとしていた。
理想の自分と現実の自分のギャップを知ってもそれを埋める手段がわからなかった子供時代。
普通ならば、外部とのコミュニケーションにより正しい道へ誘導されるんだろうけど、俺にはその相手がいなかった。(だから、後に自己啓発本に走る)
積み重ねなしの一時的な馬力でとんでもないところにいけるほど、俺は天才でもないし、スーパーサイヤ人でもない。
イチローですら、とんでもないところにいくには、毎日の積み重ねしかないと言っていて、松井だって毎日1000回素振りをしていた。
対して俺、何もせず。ただ愚痴を並べるだけ。
毎日少しづつでもいいから、小さく積み重ねる。
近道などないのだ。
とりあえず今俺が勉強(といっても本読み)でやっていることは、忘却曲線に従った復習と、手に取る回数を増やす「試行回数」サイコロを振ること。
いつまで続くかわからないが、とりあえず続ける。