俺は最近図書館で勉強をしはじめた。
何をもって勉強というのか分からないが、とりあえず、本を読んでノートにピンと来たものをメモっていく行為をしている。
少なくとも、目で文章を追跡するだけじゃなく、手を動かしているから勉強と自分では思っている。
しかしながら、図書館で勉強しても金儲けには直接関係ないことだ。
要するに逃げてる。
いつまでたっても変わらない、この現実逃避の癖。
こういうことは食い扶持を確保した上でやるべきなのに、優先順位をすっ飛ばして散歩やら勉強やらをしている。まさに「出来ないやつ」だ。
定期収入を確保した上で、キャリアアップや自己の見聞を広げるために勉強をする。
それが、社会人であり大人だ。
一方、俺。仕事もなにもかもほっぽりだして、勉強をする。
子供だ。
それが許されるのは学生時代(orニート)までだ。
俺はニートだが、親の支援は一銭たりとも受けていない。
自分の貯金だけで生きている。(別に自慢してるわけじゃない)
ところで、どの自己啓発本にも優先順位が大事だよ!みたいなことは項目のどこかしらに必ず書いてある。
その著作で『道は開ける』というのがある。この本を俺は何度読み返したかわからない。
(しかし、内容は全然覚えていない。だから、繰り返しすぐに手に取れるところに置いておいて度々見返してくれと冒頭に書いてある)
最後の方に優先順位について書かれていて、この優先順位通りにできる人間は極わずからしい。だから、優先順位完璧人間は高い給料を出してでも雇っている会社の話が出ていた。
なーんだ。じゃあ、優先順位通りにできる人間のほうが圧倒的に少ないじゃん。
別に卑下することでもねーな!!って著者の本来の意図とは裏腹に励まされるという体たらくぶり。
それくらい優先順位通りにマシンのようにとはいかない。誰しもそうなんじゃないだろうか?
だって人間だもの。どうしても感情に走ってしまう。
先にやった方がいいことはわかっていつつも、ついつい踏む手順が多いことは後回しにしてしまう。
その踏む手順が多いことこそが、最優先して片付けるべきことなのにもかかわらずね。
俺の場合は「面倒王」だから、別に踏む手順がそんなに多くなくても後回しにしちゃう。
その結果俺は、不幸と無職を手に入れた。