とてつもないジジイたち。
まるで循環器系で入院している病棟の入院患者のように、ゲホゲホ、オーッホオーホ!ウォーッホンホン!グォーーーホハホエ!アッー!
とか咳が止まらない老人。
あなたが来るべきところは図書館ではありません。病院です。
4人がけ。
登場するなり、目の前の人が座る席に背広を置いて、飴を舐めだす。くっちゃくっちゃしながら。さらに幅を取る新聞をおもむろに取り出し、虫眼鏡で新聞を読み出し、間もなくダウンする。その間も背広が目の前の席を圧迫している。
登場から地雷臭を猛烈に放っていたから、つぶさにそいつの様子を目の端で観察していたが、新聞をめくる音、くちゃくちゃ音、ふるまいから透けて見える横柄さなどを総合考慮すると周りの配慮は一切ないようだ。
この人達に限らず、ジジイババアというのは図書館でも群を抜いて大迷惑な存在である。大抵の騒音の原因がジジイババアの話し声である。
ジジイババアは図書館を博物館や資料館や美術館なんかと勘違いしているようで、普通の大きさの話し声で話に花を咲かせながら見物やら移動をする。そして老人は耳が遠いためお互いにでかい声で話すという・・・。
ジジイババアになると何かがきっと薄れたり抜け落ちていくのだろう。
自分の老い先が短いため周りへの配慮を捨てて、自己中心に生きることにがっついているのかもしれないし、そもそも脳機能の低下で幼児退行しているのかもしれない。体の機能と同じように。