クソマミレンの愚痴

30超え職歴なし長期引きこもり明けのダメ人間がクソ記事を量産

受信専用の学生時代

自分から発信しないで心の中だけで思っているだけでは、ほかの人には絶対にわからないということです。自分よりも他人の心のうちをよく知っている人というのはいないのですから。

会社の中でも、「○○のことなら彼に聞け」という、得意分野がある人は必ずいるものですが、それも自分発信が成功している例のひとつです。要は自分のアイコンが周りに認知されることで、新たな仕事やチャンスを引き寄せているのです。

(『イタい人にならない自分発信力』 44ページ)

 

当たり前のことを言っている。

しかし、この文章を心で共鳴するレベルに感じている人間はそうはいないだろう。

 

普通の人にとっては当たり前なことでも、俺にとっては「そうそう、そうなんだよ!」って興奮する。

 

 

俺の学生時代はまさにこれだ。自分から発信することは皆無だった。

すべて受信する側だった。維持費2、3円で寝かせてる携帯みたいなもん。グラティーナかよ。(もしかしたら携帯キャッシュバック業界をかじったひとならわかる例ではないだろうか)

 

その結果、何を考えているかわからない。

そいつの考えを知る道標はそいつから外に出たものでしかない。

いわば、言葉こそがその道標であり、その言葉なしには何を考えているか知る手がかりすらない。

ただ、顔をしかめてムスっとはしていなかったから、完全に孤立することはなかった。

 

しかしこれも高校時代までで、大学に入ってからは、自分から発信しないもんだから、箸にも棒にも掛からなくなった。

皆が皆、自分の利益を最大にするために動く(発信する)から、自分の利益に貢献しないやつに振り分ける余裕はないのだ。そして俺は暗黒のオーラを放っていたので、そいつのメリットとはならない。むしろデメリットであろう。

なにしろ、そいつにとって俺を知る手段がないからだ。

つまり、しゃべらなければ始まらないというわけだ。

 

(今ふと思ったが、中高が男子校だったのいうところも地味に救われた点かもしれない。もしも共学校で大学のような男女入り乱れた空間で同じような目に遭っていたとしたら、嫉妬から来る影響で、薄ら笑みの演技すら消え失せ、高校時代から暗黒オーラを発していたかもしれない。)

 

コミュニケーションがないと他者からのフィードバックがないから、自分の考えの再検証、再構築というプロセスが欠落してしまう。

そして、それが続いた結果、客観性をどこかへ置き忘れてしまった独りよがりの人間になってしまうというわけだ。