普段ひとりよがりの愚痴をネットに撒き散らしてはクソ記事を量産している俺が言うのもなんだが、ひとりよがりって本当に虚しいし、何ももたらさないんだよな。
昔から俺は自分のためというのが苦手だった。
あなたのためなんだからとか言われてもピンと来なかった。
昔から自分を高めることに情熱を持てない人間だった。
むしろ誰かのために力を発揮するタイプだった。
その誰かは家族の誰かだ。
住まわせてくれる感謝と俺に対して何らかのメリットを提供してくれるという打算も心の奥底にはあったのかもしれないが、ただ、家を綺麗にしたり、ケーブルテレビや家族の携帯電話代をネットで調べた情報を元に解約したり、MVNOに切り替えて節約を奨めたりしていた。(MNPについても教えたが複雑な手順と2年ごとの鞍替えが必要のため、結局MVNOにした。ケータイ代が安くなって喜ばれた)
こんなんでも根本的には俺は自分の為より誰かの為のほうが頑張れる人間だと自負している。
長年引きこもっていると、外の世界に興味がなくなってくる。
そんな俺の「誰かのため」は家族のためだった。
でもそれはもういない。
ある意味、自分のためにならざる終えないのは苦痛だ。
もともとの性質と逆行しているから。
これがやる気がでない原因の一つなのかもしれない。
かといって、見ず知らずの他人のために何かをしたいとは思わない。
見ず知らずの他人はそれこそ山ほどいるし、クズから成人君主まで人格の幅も広い。
ああ、だから家族が都合がいいのか。範囲を絞れる上に基本的に裏切らないから。
友達だと、家族のようにはいかないだろうな。
俺は小学生の時に大きな裏切りにあった。
小学生の時分でさえそうなんだから、大人になっての社会は裏切りの連続かもしれない。
俺は社会に出たことがないからわからないけど、そういう話はネットに腐るほど転がっている。
ひとりでいれば、そんな裏切りにはあわない。
でも一人ぼっちは寂しい。そして虚しい。
ひとりの人でゲームなどの趣味に熱中していて他人に興味が無い人でも、いつかそれが通用しなくなる時がくるだろう。
俺はそんな人間だったが、その趣味が消え失せた現在痛いほどそれを感じている。