年末年始に映画や紅白、笑ってはいけないなどをセットして伊豆高原に行った。
その際に東京MXでイミテーションゲームという映画も録画。
今見た。
勘違いしているところもあると思うが見たままに書いていく。
主人公はアラン・チューリング。天才数学者であり同性愛者。
主人公は軍にエニグマ解読員に採用される。他にも頭のいい連中が採用され主人公の同僚になる。
しかし主人公は協調性のない性格でボッチ。
ある時人手不足に、民間人から人手を募集。難解なクロスワードパズルを10分で解けという問題でそれを解いた人たちを集めて、さらにふるいにかけ2人に絞る。
その中のひとりは後に主人公と懇意になる女性でヒロイン。
主人公の指揮のもとエニグマ解読マシン、クリストファーを施策するも成果を残せない。焦る同僚。その中のひとりの同僚Aが先の見えない展開に苛立ちを覚えクリストファーをぶっ壊そうとする。主人公と敵対する役割が同僚A。しかし別の同僚Bが止める。同僚Bはおだやかなまとめ役。他に若い同僚Cがいる。
しかし、この中にソ連のスパイがいるという。主人公はスパイ容疑をかけられるも証拠不十分で難を逃れる。(ほんとにスパイじゃない)
ある日ヒロインが主人公に他の同僚を邪険に扱わないで仲良くしなさいなと助言。
主人公は当時レアだったりんごを同僚のみんなに配る。
細かい描写は端折ってはいるが他にも同僚との仲良しレベルを上げるエピソードがあったのだろう。
そんな中一向に成果の見えないクリストファーにしびれを切らした上司がクリストファーを撤去しようとする。
しかし、そこに中の悪かった同僚Aがまさかの助け舟を出す。
主人公がやめるなら俺もやめます。同僚B、Cも俺も俺もと続く。
頭の切れる俺達が止めたら戦争に負けますよと言ってあと半年くれと要求。
上司は1ヶ月だ。それまでに解読できなきゃ撤去するといい、1ヶ月間の猶予を得る。
そして1ヶ月が過ぎようとしているころ
あるバーでのなんてことのない会話の中から決定的なヒントを得て、エニグマ解読に成功する。
ある時、民間人が乗った船にUボートが近くにいることがわかる。
教えれば民間人数百人の命が救える。しかし、そうするとナチス側にエニグマを解読されたことがバレちゃう。主人公は戦争に勝つことが目的だといい見殺しにする。
そんな最中、同僚Cの兄が乗る船が同じ事態に見舞われることになる。
そして、主人公は同僚Cの涙ながらの訴えを退け、非情な決断をする。
そして戦争は終わり、機密をすべて処分することになり、クリストファーも壊されることに。
当時は同性愛は犯罪だった時代で、主人公もわいせつ罪で有罪、ムショにはいるかホルモン治療を受けるかの選択を迫られ後者を選ぶ。
この映画の物語はこの時のわいせつ罪容疑の取り調べの時の刑事に対する回想、主人公の独白という感じで進められていく。
そして機密文書をみんなで燃やしているシーンでこの映画は終わる。
この映画で時々主人公の幼少時代のエピソードが差し込まれる。
主人公はいわゆる普通じゃない性格のため、周りからいじめられる。
床の下に閉じ込められて、釘で打たれて出られなくなったりそんないじめを受けていた。
そんな中、唯一助けてくれた友人クリストファーがいた。
暗号に初めて接したのもクリストファーのおかげ。
同性愛者の主人公はクリストファーに恋をする。
しかし長期休暇が終わり新しい学期が始まるという時に彼の死が主人公に告げられる。
エニグマ解読機のクリストファーはこのクリストファーからきていてクリストファーと別れたくないからムショには入らなかった。
この辺のエピソードはドラクエ7のフォロッドのゼボットとエリーのエピソードと被る。
将来に不安で映画を楽しめないと昨日書いたばかりだが、こういう書いたことと反する行動をさっそく取ってしまうのはなぜだろう。
ドラクエ11は40時間かかるけど、映画はCMカットでせいぜい90分くらいと短いからだろうか。
感想はいい映画だった。
観てよかった。主人公&敵対同僚Aとの対立や和解を描いているときの絶妙な距離感にニヤニヤする。目的を果たすためには仲間の肉親を見捨てなければならないときのシーンとかは普通に目頭が熱くなった。
90分足らずでこれほど熱中でき楽しめるのなら良質な映画というものはかなりコスパのいい娯楽だ。