整形していた。
電車で見たから街角での遭遇よりもじっくり見ることができたのだが、
びっくりするくらい分かりやすかった。
明らかにメイクでどうにかなる次元を超えていた。
不自然に幅広の二重まぶたに、頬骨ガッツリ削りましたと言わんばかりのフェイスライン。
どうも整形する人は、目がデカければいいと思い込んでいるのか、不自然に目がでかい人が多いように思う。
特に全部工事しましたみたいな人は。
でかくしすぎて目周りのバランスを欠いていて、まぶたの違和感も相まって相当不自然な顔となっていることに本人は気付かないのだろうか。
まさに、顔に私は整形しましたと書いてある。
今日見た子は明日花キララをイメージしていただけるとわかりやすいだろう。
まゆゆ(の裏垢)に言わせるところの整形モンスター。
しかしながら正面は微妙だが、横顔や斜め後ろは作り直しただけあって綺麗。
まさに完璧。
おそらく黄金比で注文を出したのだろう。
こういういわゆるサイボーグと言われている人を見たのはこれで初めてじゃない。
以前にも電車で見かけたことがある。
その時も今日も俺がそういう人たちについて感じる感情は、
哀れみ。
よっぽど容姿にコンプレックスがあったんだろうなぁ。
それこそ一から作り直したいくらいに。
そこまで至るに相当な苦しみがあったのだろう。
自分の容姿を病的に醜いと思ってしまったり、生まれながらに容姿端麗に生まれた人たちへの羨望と嫉妬など。
手術して新しい顔を手に入れ、アレほど醜いと思っていた自分の顔を失った時、彼女たちは一体どう思ったのだろうかとか、
そんなことを想像してしまう。
そう考えると整形美人の顔を見ると何故か切なさを感じるのである。