ブサイクなボーカルで思い出した昔見たポール・ポッツさんのブリテンズ・ゴット・タレントの誰も寝てはならぬの映像を見た。
泣いた。
不思議だ。
自然と聞いているうちに涙が出てきた。なぜなんだろう。
www.youtube.comちなみに見たのは↑の感動秘話込のものじゃなく、ただの予選の映像。
だから歌を聞いただけで涙が目から出てきたのだ。
かつて携帯ショップ店員だった彼は現在というか世界的な歌手になっている。
金のなる木になっている。
才能というのは金のなる木なんだろう。
歌で金が作れるから商品としての価値がある。
資本主義社会では少なくともそうなんだろう。
特に秀でた才能もなく商品価値もない者は商品価値のある者をサポートする役回りになる。
しかし、誰もが自尊心を持っているから、深層心理では面白くないんじゃなかろうか。
それを理性と現実でベールで覆ってやっていっているんだろうか?
わからん。
でもそういうことを考えると損である。現実は何も変わらないから目を背けて違うことを考えるのが吉。
そうだ。俺が街で見かけた美人に対していつもやっている反応だ。
手に入らないから、なかったことにする。
手に入れたいという欲望をテーブルクロスで覆う。
でも長年叶えられない欲求を溜め込んでいるといつの日にか覆っていたテーブルクロスがぶっ飛んでしまうかもしれない。
だから誰かが言っていたように、ブスでもなんでもいいからとりあえず彼女作れ!ということなんだろう。
俺はこう考えながら動くというインタプリタ的な動作よりも全部終わるまで動かないというコンパイラ的な動作をする人間なんだろう。
実に無理のある例えだ。