今日暗がりの道で電信柱の影から出現した二十歳くらいの女性と目があった。
通常はこちらから願い下げであえて視界への侵入を拒む。
しかし、不意打ちのマテリアを相手は装備していたようで、回避不可であった。
で彼女の反応。
怯えたような困惑したような何れにしろ見たくなかったものを見てしまったかのようなネガティブな視線。
幸い小学校以来女性とのプライベート接点はまるで無く、故にトラウマめいた経験もまるで無いため、昔のショッキングな出来事を想起し毒され悶え苦しむということはない。
仏頂面で暗闇の中を歩いていて平素他人との会話ゼロの身になるとこういう視線で見られるということなのか。
もう出ちゃっているんだろうね。暗黒闘気が。
さっき言った通りの仏頂面だしミストバーンみてーだわ俺。
しかし、楽しくもないのに(むしろ不幸なのに)口角上げてさわやかに歩けるはずもない。
三船敏郎が出たてのころオーディションで面白くもないのに笑えませんと言ったらしいがワカル。
楽しくないのに笑えない。
笑えなかろう・・・。