俺は一体街で何を見てきたんだろうね。
綺麗な人間やカッコいい人間しか印象に残っていなかったけれど、世の中の大半の人間は何かしらのコンプレックスを抱えている、ということは振り返ってみれば簡単にわかりそうなもんである。
背が小さい、足が短い、顔がでかい、団子っ鼻、鼻が低い、鼻がでかい、鼻の穴がでかい、目が離れてる、太っている、顔がひん曲がってる、ツリ目、奥目、目が小さい、目が一重、テンパー、縮れ毛、エラが張っている、頬骨が出ている、唇が気持ち悪い、首が短い、肩幅が狭い、毛深すぎ、ワキがくさい、足がくさい、ハゲ頭、馬面、しゃくれ、アデノイド、ニキビ面、鼻の下が長い、満遍なくブサイク、顔のパーツの配置が悪い、顔が濃くて毛むくじゃら、えなり君みたいな顔、ヒョロガリ、体のバランスがおかしい等々。
それこそモコミチのような完璧すぎて逆に奇形な奴は皆無。
そこまでいかなくとも、長身イケメンは極わずか。
普通身長イケメンもわずか。
大半は上記に上げた何らかのコンプレックスを抱えて生きている。
そして俺もその中の一人。
そう思いたいが、いかんせん奇形レベルなんで辛いところ。
強引に思うしかないだろう。
じゃないと死ぬしかない。
運命のババ抜きで俺はババを引いちまう人間。
今までもそうだったじゃないか。
俺は劇場版のDBのクリリンだったじゃないか。
なんで俺だけ・・・
こういうことが少なくなかったではないか。
そのクリリンだって18号と幸せに暮らしている。
ブツブツ。
また開き直れるか自信がない。
しばらく休んで、リハビリだな・・・