今日、街を歩いている時に全体的な印象が美人な女が彼氏と歩いていた。
厚化粧とエロさを感じさせる格好、綺麗そうな髪。
ぼんやりとした周辺視野で捉える。
いつもは見ないがちょっとした気の迷いで見てみた。
すると顔が角ばっていて、目は釣り上がっているわ、たらこ唇だわ、ブサイクな女性だった。
やったあああああああああ!!
なんか嬉しくなった。
何が嬉しいのわからない。
美人を見るとゲンナリする。
ブサイクを見ると嬉しい。
俺の脳みそはこういう風にできているらしい。
普通の人はどうなんだろう。
美人を見ると嬉しくなって
ブサイクを見ると損した気分になるんじゃなかろうか。
ビックコンプレックスを持つ者は普通の人と逆の反応を示すんではないかと思ったりした。
ブサイクでどう逆立ちしても天然美人には勝てない不運な境遇に産まれた女性が少しでも見てくれを良くするために頑張って化粧やファッションを勉強してついには彼氏をゲットした。
この事実に元気づけられる。
この人事態がブサイクの民にエールを送っている女神という見方もできるかもしれない。
俺は境遇の悪さを諦めて何の努力もしてこなかったから、こういう人は凄いと正直思う。
かといって、俺は今後も努力する気力はない。
遅すぎた。
彼女は20そこそこだったけど、俺はおっさんで生きてきた年数に見合った経済力もない。かけらもない。
だからブサイクこそ若い頃に頑張るべきなんだと思った。