以前赤札堂で消費期限間際のサバを半額で購入したときの失敗談を書いたことがある。
結果、普通の新鮮なものを買うよりも損をした。
その失敗をまた繰り返してしまった。
浜町駅付近の八百屋。
そこでバナナだけを買うつもりだった。
しかし、50円のもずく(3個入り)が4セット並んでいる光景に遭遇。
ここでまたつられてしまった。
安さの理由も考えず即決してしまった。
しかも2セットも買ってしまった。
これが後々とんでもないことになろうとはこのときは露程にも思わなかった。
スッペぇ~というような顔をしつつ1セット(3個)平らげた。
この時点で腹がおかしい。
消費期限をふと確認すると当日だった。
あ、これが安さの理由かとその時に気がついた。
間もなく腹の調子がおかしくなった。
そういうば冷蔵とも常温ともつかないような微妙な位置にそのもずくは陳列されてあった。
いきなり嫌な予感がよぎる。
そしてその予感が現実化するまでにそう時間はかからなかった。
3個目で限界なのに、もう3個食わなきゃいけないという事実に絶望としながらもバナナを合間にはさみつつ、酸っぱい酸っぱい三杯酢もずくをちびちび胃の中に放り込んでいく。
最後はやけっぱちで死ぬ思いで胃にぶち込んでいく。
バナナはまだ余っていた。リュックに放り込んでいく。
このことも後の後悔へとつながることになる。
2セット6個の三杯酢もずくを平らげてからしばらくして腹の中で明らかな異変。
雷天の日のようにゴロゴロ派手な音を立てて何かが大移動しているような腹の中で嵐が吹きすさぶような感覚がする。
明らかにお腹が張っている。
腹の中でガスが大量発生して逃げ場を失ったガスで腹の中が充満するものの抜ける穴がない。そんな感じで悶絶寸前に陥った。
ここでふとガスじゃなくて腸内の内容物がおかしいんじゃないかと思いトイレに駆け込む。
汚い話になるが、水便と放屁のコラボレーションで盛大にブリブリ音がトイレ内に轟く。
すべてを出し切ったのを確認したのちも、ゴロゴロとお腹が鳴り止まない。
ここでまたトイレに駆け込むが、ガスが出るのみ。
これで屁だと思ったら実だったという最悪パターンは回避できたことを確認。
100円で買った三杯酢もずく6個。
結果的に100円の下剤だった。
100円で腸内洗浄。
残して置いたバナナは後で食べようかと思って6時間後くらいにリュックから取り出したら半分溶けてた。
結局捨てることに。
100円で死ぬ思いをし、バナナの残りもおじゃんになるという踏んだり蹴ったりだった。
安物買いの銭失いとは言ったものだが、食品に関しては下手したら死ぬかもしれないので、3度目の正直で今後このようなお値引き商品に出くわしたら心してかかろうと思う。
(でもその頃にはこの決意はとっくのとうに忘れていることだろう)