電車の中で、顔面偏差値が高い男一人、顔面偏差値が高い女三人(友人どうし)が何やら喋っていた。
喋っているのは容姿の話。
〇〇はめっちゃかっこいい。
でも○○のほうはかわいい要素もあり、唯一無二の魅力があるよね~とか。
〇〇ちゃんと一緒になった。ヤバかわいかった。
そんな話を延々としていた。
またか。
いやいや、お前らもかっこいいし、かわいいし、何いってんだコイツラ?
お前らよりもかっこいいやつ、かわいいやつなんてゴロゴロいるのか?
いや、いないとおじさんは思うんだけどねぇ。
本当にそこにいるやつら顔面偏差値最低でも60はある揃いも揃って恵まれた顔の奴ら。
顔のいい人達が集まると更に顔がいい人達の話題で盛り上がるのかと思った。
一方、トイレから出るときの雰囲気イケメンの会話。
正直後ろ姿はイケメンだけど、顔だけブサイクという男がいて、友達がおまえは自称イケメンだからな!と言ったら、その顔だけブサイクなイケメンが、いや、(単なる)イケメンだからと言い返していた。
なんか彼の姿勢に見習うべき点があるように思えて仕方がない。
明らかに顔に関してはブサイクなのに、本人は自分のことをイケメンだと思っている。
傍らからみたらただの勘違いブサイクなんだろうけれど、俺に欠けているものを彼が持っている気がしてならない。
なんなんだろう。
根拠なき自信に近い気もするが、なんかちょっとズレている気もする。
掴めそうなのに、掴めないもどかしさを感じる。
結論として顔の良し悪しに関わらず、大学生とか高校生とか若い連中は容姿について話すウェイトが大きいのだと思った。
(自分は大学時代ボッチだったんでそのへんのとこがわからない)