このゲームおっさんホイホイである。
まさか、今の時代に子供の頃にやった2Dのドット絵でドラクエの新作がプレイできる日がくるとは思わなかった。
大げさでなく夢のような時間であった。
こんなロックマン9みたいなことがあるんだなぁ。
ドラクエ初体験は6。中古で裸のカセットを買った。
戦闘画面見てこんなこと繰り返して何が楽しいんだろうと思っていたが、実際やってみるとドハマリした。わからないとこは友達の今井くんに聞いた。
最初にやったドラクエということで俺は6が一番好きだ。
それからリメイク3が発売。ユーザビリティーが6から進化していてプレイが心地よかった。中3の修学旅行でお土産代をちょろまかしてGBのドラクエ1&2を購入、発売日の翌日に7を新品で購入。ここで俺のドラクエ人生はひとまず終止符。時は流れ大学生で、スーファミの5,ファミコンの4、PSのリメ4をプレイ、2007年にPS2を買って(遅)リメ5、8プレイ、2009に9をプレイ、10はやってない。
リメ5までは2Dと言えるかもしれない。8から3Dになった。
ここで俺はものすごいアレルギーになり、8はザバンのとこで一旦放り投げた。
こんなんドラクエじゃない!
そこからドラクエとは縁を切った。
という人もいるかもしれない。(俺は普通に8は周回プレイした。9は1回が限界)
そんな人にも3DS版のドラクエ11は手を差し伸べてくれているような気がする。
2Dは昔ながらの神の目線のため実に見やすい。
11が9のようなノリだったら俺は途中でやめてたかもしれない。
以下ネタバレ有り
ストーリーも王道。ただ、後半にひねりが加えられている。
全体としてはFF6のような感じだったが、そこにFF7の某イベントのような衝撃的なシーンもある。
RPGで仲間が犠牲になるお涙頂戴シーンは、その犠牲のシーンは助けられる側の眼の前で行われる事が多いが、このゲームでは後から判明する。世界が崩壊し、散り散りになった仲間を集めるという展開。みんなきっとどこかで生きていて、仲間を集める展開か・・・という先入観を逆手にとった演出。仲間もほぼほぼ集まってきて、最後の一人がいないことに気づく。
そしてうたた寝している仲間を発見。しかし彼女はすでに・・・
ここで回想が入り真実が明らかにされるという流れ。
奇跡的に生き延びたと思っていたら、その仲間が人知れず自らの命と引き換えにみんなを守ってくれたということが後々になってわかる。うまい演出だと思った。
ここからは賛否両論だと思うが、クリア後にその仲間がまだ生きている時間軸に戻るという展開になる。あの衝撃的な展開はなんだったんだ!一気に安っぽくなったぞ、となる人もいるかもしれない。
ただ、過去にさかのぼって死んだその仲間と再会したとき俺は泣いた。
物理的に泣いてはいないけど、心の中で泣いた。2Dで演出も簡素なものなのに。
すごい心がじんわりした。
さすが堀井さんだ。
こういう体験をゲームでさせてくれる。王道なんだけどほんのちょっとのスパイスで奥深さを演出できる。才能なんかなぁ。
にしても竪琴の曲まじでいい曲だ。
これでご飯3杯はいける。
通常戦闘曲も良かったが、この曲は一聴しただけで俺の神曲センサーが反応した。
やってよかったドラクエ11。
でも一番よかったのは、これでドラクエ11のネタバレに怯えずにネットを見れるということだ。長らく立ち入れなかった5CHのFFドラクエ板にも入れるし、うんこちゃんのドラクエ11も心置きなく見れる。これが一番嬉しい。