図書館で借りた本。
前者はバカラで106億8000万円溶かした人。
後者は時代の寵児になったが特捜に目をつけられ転落した人。
どっちも東大(ホリエモンは中退)に入り刑務所に入った。
思ったこと
・よる寝る前にろくでもないことを考えて数時間経過していたということがふたりともあった。
⇢世の中にはすぐに寝入ることができる野比のび太タイプと、中々寝付けないタイプがいるらしい。ひろゆきは前者で俺たちは後者らしい。ろくでもないことを考えてしまうのは時間の無駄だし損なので前者のタイプの人が羨ましい。
・慣れ
ホリエモンは認知症気味のおじいさんのうんこ処理をしていたらしい。でも慣れで普通につかめるようになったらしい。(ビニール手袋は着用)
・麦茶とスニッカーズ
むしょにいるときホリエモンは運動後の麦茶はものすごいうまいと言っていた。
井川さんは喉から手が出るほどスニッカーズが食べたいと思ったことがあるらしい。
しかし娑婆に出てからそういう気持ちはぱっと消えてしまったようだ。
・筑駒と東大
筑駒から東大に行く人は井川さんの時代で仮面浪人組を含めると8割弱もいたらしい。定期券を買い換えなくて済むと言っていた。筑駒についてただ偏差値がクソ高い中高一貫の男子高という認識があったけど、位置については考えたことがなかった。筑波大付属駒場中学校ということで、駒場という地名が入っている。対して東大は1,2年の時は駒場で教養課程を受けるらしい。どっちも最寄り駅は駒場東大前だから定期券を買わないで済む。筑駒⇢東大に入ったエリートじゃないと中々知りえないことなんじゃなかろうか。
・スパルタ教育
井川さんは小学生の時に無勉で受けた代ゼミの模試で全国2位を取ったらしい。そこで親父さん(慶応卒)がお前は絶対東大に行けると息巻いてしまいそれ以後虐待めいたスパルタ教育を受ける羽目になったそうだ。遊び呆けていてテストの点が悪かったのか英語が全然できなかったのか忘れたが、親父さんがブチ切れてゴルフクラブで殴りかかろうとしたらしい。そこにお袋さんが止めに入って柄の部分で殴られたとか。本人は当時のことを生命の危機を常に感じながら強制的に勉強させられていたと述懐していた。
・ラッキー
ホリエモンは短期集中で東大に合格。
井川さんは6年間の蓄積で東大に合格。
どちらも入試本番でラッキーがあったという。ホリエモンは忘れたが、井川さんは趣味で読んでいた源氏物語(当時東大で源氏物語は出ないだろうという通説のような物があったらしい)が出てスラスラ解けたという。生まれ持っての運というものがあるんだろう。
・面会
むしょの面会のときにホリエモンは、じゃんじゃん会うタイプだったが、井川さんはそういう気持ちはもちろんある一方で落ちぶれた自分を見られたくないという葛藤もあったそうだ。入所時井川さんは髪の毛が真っ白になってしまったらしく、その状態で丸坊主。体重も痩せてお袋さんが面会にきたときに、あんたじいさんに似てるわねと言われたそうだ。ホリエモンは手紙は拙くてもいいからじゃんじゃんよこしてくれ!と言っていた。
・差し入れ
むしょに入った順番は、ホリエモン⇢井川さん(被りなし)なんだが、刑務所だったか拘置所だったか忘れたが、ホリエモンは井川さんに分厚い座布団を差し入れたそうだ。それでめちゃくちゃ助かったそうだ。経験者の差し入れほどありがたいものはないのかもしれない。
・刑務所の飯
刑務所に入ったことがないひろゆきは受刑者が自分で作るんだからうまいものを作ろうとするだから刑務所の飯はうまいというようなことを言っていた気がする。
ホリエモンは長野の刑務所だったんだけど飯はうまいと言っていた。
井川さんは喜連川の刑務所だったんだけど飯はまずいと言っていた。
ホリエモンは忘れたが、井川さんは民営化により飯がまずくなったと言っていた。
民間の業者が利益を出すために大豆をケチったりとかするらしい。白湯レベルの味噌汁にブチ切れた井川さんが「上」の知り合いに漏らしたところ改善されたらしい。
あと井川さんは逮捕まで猶予があったので、逮捕前に頑張って遊んだらしい。
他にも面白い話が散りばめられていて純粋に楽しめた。
今回この本を読んでいる時に、俺は本に対してリアクションしていた。
ゲーム実況ならぬ読書実況。ああそういうことか。それわかるなぁ~、106億博打ですっ飛ばすとかマジ基地wwとか自分で感じたことをそのまま声に出しながら読んでいた。
そしたら楽しかった。こういう読み方は中々いいかも知れない。