なんかへんだ。
昨日大通りの向こう側のコンビニから顔は可愛かったがカビゴンみたいなジャージ姿のおかっぱ娘が出てきたんだが、肩で風切るような歩き方をしていてすごい可愛かった。
いいこいいこやちゅっちゅしたいと本気で思った。
これはどういう気持ちなんだろう。
美人見てドキドキするとかじゃなく、もっと別のなにかだ。
ペットや子供に対する感情に似たようなものだと思う。
格上との恋愛(普通の恋愛すらしたことないけど)のようにスリリングではなく、ファミリア(なんだそりゃ)な感じ。
家族愛を心の根底で求めているんだろうか?
犬が生きていた頃、犬に対して抱いていた感情は煤けた俺の内面を浄化するほどの威力を発揮していた。とても穏やかな気持ちになれた。
美人は苦手だ。
リアルで縁はないけど、外野から鑑賞する限りあの刺すような感じが苦手。
まるで鋭利な刃物だ。
藍上さんは美人だけど苦手感はない。ただ相当な美人であることには変わりないのでリアルで見たら刺されるでしょうね。
ということは、美人オーラが苦手なのかもしれない。
ブスが美人もどきになろうとしても苦笑するだけだが、美人が美人相応の化粧やおしゃれ(美人装備)をしてスタイルもいいとそりゃもうスパスパ切れる名刀だ。
大空まで轟くような良い断末魔で死ねそうだ。
一方近くの深夜コンビニ。
若いのに昔のおたふくを思わせる(行っちゃ悪いが)ブサイクな店員がいた。
化粧すらしていないのは珍しい。
きっと、いじめられたり男に相手にされない人生を歩いてきたんだな・・・というのが伝わってくる。まるでかざりっけなし。こういうのは逆に珍しい。
そして俺はこういう女性と付き合うべきなのかもしれない。
付き合うとしたら。
すぐに家族になれそうだ。(家族に抱く感情に近い同族感情ともいうべきか)
結局類は友を呼ぶ。
というのは、似ている者同士がそのような感情を相互に抱きやすい、そしてそれは居心地が良い、ということかもしれない。
幸せの最終着地点は案外そんなとこに転がっているのかもな。