家の中で引きこもってスキルにならない仕事をやっていることを後悔のように感じていたけど。それは間違いだった。
加藤純一(雑談)や贔屓のゲーム実況者の実況動画をBGMにする「仕事」は今思えば本当に恵まれていたと思う。
人間との接触はポストに投函するまでの道のりですれ違う人と宅急便のあんちゃんくらい。
ただ頭が悪いので薄利多売で10年で休みという休みはなかった。毎日何かしら働いていた。正月休みすらなかった。(アキバ時代に知り合ったおっさんに個人は法人が休む正月や盆休みこそ書き入れ時という教え(呪い)が染み付いていたからそれに従順に従っていた。)そもそも常に仕入れ過剰で自分で自分の首を締め続けるような状態だった。
軌道に乗れなかった時期は在庫で家を埋め尽くして自分では頑張ってるつもりなのに家族からは総スカンで涙したこともあった。
思えばこれまでの人生
よく「金を稼げた」と思う。
大学時代まで⇢黒歴史
最初はアキバで転売。足を使って稼いだ。⇢第1の人生
次に仕入れをネットで完結させることに成功。⇢第2の人生
ただ軌道に乗らすまでは自転車操業でアキバ時代の貯金が全額吹っ飛んで宅急便の月々の支払いにも苦慮する始末だった。
そして10年・・・ついにヤフオクが使えなくなりメルカリへ。しかしメルカリだと俺のジャンルは人が集まらず閑古鳥もいいところ。実質終了。
ネットで仕事を受注してコーディングとか漫画制作⇢第3の人生
の予定。
あの罪作りな在庫(罪庫)からの解放。それと取引連絡、梱包、発送手続き・・・1万回はゆうにやっていたあのルーティン・・・できれば二度とやりたくない。
第2の人生までの「仕事」はその場にいないとだめ。その場から離れたら仕事できないというタイプの仕事だった。例えば静岡県にいながら東京の荷物を発送することは自分ひとりじゃできない。でも第3の人生(予定)ならそういうことができる。商品がリアルの物じゃなくてデジタルデータだから。
俺は会社というとこで働いたことないからわからないけど、会社というとこにも行かないで済む。
それってすごい自由なことに思えてきた。
俺は確かに今自由かもしれない。
ただいずれ働かないと貯金は尽きてしまう。
そうすると奴隷生活が始まる。
自由が制約される。
みんなそれが当たり前だけど、俺は全然当たり前じゃないし、社会不適合者なんで会社なんて行きたくない。それこそストレスで病んでしまう。
そのためにも今頑張らないといけない。
今が人生を変えるときなのかも。