社会不適合者とは俺のことだ。
しかし、社会に出なくて正解だった。
社会に出たらどうせヘラって自殺でもしていただろう。
そして30過ぎてそろそろやばいんじゃないかと思って外で働くことも考えた。
しかし未だ実行に至らず。
でも先程の理由で実行しなくてよかっただろう。
そして思考は自己否定に至る。
つまり、社会に合わせられない、普通の人ができてることができない自分に対する非難。
できなきゃできないでいい。
俺に指図する人間は誰もいないのに想像で何をへこたれてるんだろう。
でもいずれ貯金が尽きたら社会に出ないといけない。
嫌だなぁと思っていたところに最初に出現したのがひろゆき。
しかし、それは最後の手段。
手に職つけて働けるなら制限もないしそっちのほうがいいよ、とも言っていた。
次に出てきたのがマナブさん。
マナブさんはひろゆきのIT系の役に立ちそうな話をより具体的に提言。
もしかしたらチームで働かなくて済む。
リアルで客と顔を合わせるなんてことをしなくて済む。
(ヤフオク時代も客と対面ではなかったが、普通に取引ナビでのやり取りはあったし)
そう考えるとちょっと希望が湧いてきた。
そもそも何故みんなと一緒に働かないといけないのか。
そういう選択の幅が狭いからニートになってる対人恐怖な人が大勢いるんじゃないか?
そう思っていた。
でもスキルさえあれば、エンジニアはネット越しでも食っていけそうだという可能性を示唆された。
これは希望以外の何物でもない。
それこそ、今まで俺が10年稼いできた方法だからだ。
しかも在庫を抱えない。
これはレベルアップだ。足使って仕入れ⇢オンライン仕入れとレベルアップしたように、在庫を抱えないビジネスを営むこともまたレベルアップだ。
できればもっと若いときに気づきたかったけど、もう遅いか。
社会不適合者の生活保護以外の道はこれしかないと思う。
俺は人嫌いだ。基本他人はムカつく。理由はないけどなんとなくいらっとする。
もうこれは治らないだろう。他人を徹底的に避けてきた代償。
もう治す気はない。
もう友達や恋人がほしいとも思わない。
一生ぼっちで生きていく。
この日そう宣言した。
できるといいな。