Youtubeで見た。
大学に行かなくなって昼夜逆転ゲーム三昧のクネクネしてる大学生(24)が主人公。
まるで10年前の俺を見ているようだ。
この家庭は中流階級、銀行員の親父が高圧的な人物で母親は空気のように見えた。
この親父が俺の親父と似てる気がした。
子供と接することと部下に接することと混同しているようでどう接していいか悩んでいる様子だった。
実体験でわかるけどこの彼を家族と引き離したのは正解だと思う。俺も家族と同居しているときは家族に対する感謝よりも恨みのほうが大きかった。
しかし離れて暮らしてみると客観的な見方ができるようになって恨みは全くなくなった。感謝する余裕すら出てきた。他の毒親と比べたら遥かにましじゃんとも思う。
番組ではクネクネ大学生がどんどん成長していく過程が描かれる。
最初はお荷物もいいとこだったが、自分の居場所と役割を見つけた彼はだんだんやる気をだし、必要とされる人間になり、バイトまでできるようになった。そんな彼の顔は以前とは別人で楽しそうだった。そして輝いていた。
彼は親から褒められた経験が乏しいようで、農業体験や土木作業で人の役に立ち褒められたときに泣いていた。
俺は幼少のときはなんだかんだで親からは適度に褒められていたように思うのでスラムダンクのフクちゃんみたいに褒めへの渇望はない。むしろ褒められると照れくさい。でもそれは親に感謝すべき点のひとつなのかもしれない。
俺が思うに番組内では触れられていなかったけど彼、なんとなく好きな女が出来たのかなと思った。
彼は草食系男子のように見えたのでガツガツ行くタイプではなさそうだが、女の子に背中押されたまんざらでもない顔をしていた。
最初はダメダメで女の子からも見向きもされなかったけど、共同作業で役に立ったり一生懸命仕事することで女の子の自分に対する反応が良くなってきたことを感じたんだろう。
女と性欲には強い繋がりがあるため、自分を変えることと性欲は関係しているんだなと思った。