・散歩
小松川橋を渡る。すごい数の自転車に乗った中高生が横を通り抜けていく。そしてまたよそ見していたバカ男学生が俺にぶつかりそうになる。
まじでこいつらが怖い。こないだひき逃げした俳優もどきに見えてくる。というか10年前にクソ女子高生と出会い頭に自転車同士で激突して相手の前輪が俺の太ももに刺さるという事件があった（そういやそんときもコミュ障を理由に泣き寝入りした）。
よく出会い頭が男女の出会いというような少女漫画ネタがあるけれど実際は単なる被害者、そんな体験だった。
ガキの経験の足りなさ、何しでかすかわからない感が怖い。民法だと制限行為能力者だし（関係なさそうだが）。まじでコイツラ走る凶器だぜ。今回のやつはよそ見で俺に気づかずぶつかりそうになったけど、自爆テロリストみたいに俺に気づきながら突っ込んでくるキチガイもいる。まじであの橋渡るの怖い。2度あることは3度あるっていうし、私人逮捕して警察に電話するシミュレーションでもしとこうかとすら思う。
ヤンキーでもない普通そうなやつに限ってこうだ。てか自転車に乗りながら橋を渡るヤンキーを見た記憶がない。それより普通そうな奴が怖い。ひとり普通の皮被った化け物に見えてくるとそれを一般化して全員が容疑者に見えてくる。いつ何をするかわからないしいつ俺がそいつらの被害に遭うかもしれないという恐怖。見た目がやばいやつは判断でそいつに近づかないとかできるけど、普通に化けてる隠れヤバイやつはどうしようもない。人間が嫌いだとか言っていたけど今は人間が怖い。まさかこんなことになるとは。
そのうち自分は捕まるんじゃないか。自分の中での正当防衛が社会通念からしたら過剰防衛だの一方的、独りよがりなふるまいだとジャッジされて豚箱行きになるかもしれない。
以上は半分冗談で半分本気だ。いつ妄想が現実に変わるかわかったもんじゃない。自分で自分の危うさを感じている。
というか「一般化」が怖い。一人がこうだから、そいつと同じような年代、格好をしているやつはみんな怖いという被害妄想のようなこの一般化。
雑多な人との交流がある人はいい人もいるし悪い人もいるということを経験から知っていて場合分けすることができる。でも俺にはいない。それが一般化を加速させる。
そして引きこもりが一番じゃんとなる。対策は色んな人を経験すること。でも面倒だし性に合ってないし人としゃべることは苦手というより嫌い。
加速どころかもうすでに全ての赤の他人を一般化してるから人が嫌いなんだろう。経験がないゆえの食わず嫌いだろうけど、俺はいい歳した職歴なし無職で落ちるとこまで落ちてしまったのでやり直す気にもなれない。そういう環境に強引に打ち込まれることを阻止する貯金もまだある。貯金が尽きて働くことになったとしてもどうせポスティングとかを選ぶだろう。仲間ができたとしても自己嫌悪するような自分と同じ属性のクズが関の山。それは当然。そんなクズと傷の舐め合いのような関係性を持ったとして俺はそもそも人と同じ時間を共有してその時間を楽しむことは昔から苦手だし子供ながら性に合ってないなと思っていたのできっと大人になった今も変わっていないだろう。上っ面だけで腹を割って話せる他人は一生できない。そんな奴が現れたとしても俺はきっとセーブをかけるだろうから。
セーブをかけながらそこそことか結構楽しむような距離感をキープしながら人付き合いしている人も大勢いると思うけど、そんな器用なマネは俺にはできそうにないな。
以上
1年前
